子供がカブトムシ・クワガタを持ってきたらすること!
すべての男の子が通る道。「虫」。
私もそうでしたが、後先考えずにもらって来たり、森に入って採ってきたものです。
でも、一番困るのは親御さん。
このページではその親御さんのために、何を用意する必要が有るのかをお伝えします!
まず大前提として、必要なものをあげていくのですがここでは「快適」というキーワードにも触れておきます。この「快適」とは、端的に言うと「コバエ」などをできるだけ発生させない。ということです。
リビングにおいたクワガタ・カブトムシのケースからコバエが出てしまうと不快な思いになってしまいます。これを前提に、揃えたいものをあげていきます!
1)飼育ケース
成虫を管理するためのケースでいちばん大事なのは、外から害虫を入れないようにすることです。いわゆる「虫かご」は、隙間が多いためにコバエの侵入や外出を許してしまいます。専用のケースを購入することをおすすめいたします。
こちらは、ホームセンターなどで販売されているケースですが、フタ部分の隙間が大きいためにハエなどの出入りを許してしまいます。
コバエなどを入れないために、不織布などを被せることで対応は可能ですが視認性は落ちてしまいます。
サイズも大きからず、小さすぎずで最もおすすめできるケースです。
また、虫かごが家にある場合は、コバエシートを挟めると保湿も兼ねるのでおすすめです。
一般的なカブトムシ・クワガタならデジケース(HR-2)をおすすめいたします。デジケースは、蓋もクリアな為、上からも観察することができるのでストレスなく中を見ることが出来ます。また、湿度もキープしてくれるケースなので、毎日霧吹きをしなくて良くなります。
※カブトムシは、1つのケースにたくさんを入れてしまうと♂は喧嘩をし寿命を縮めてしまいますし、♀がいると取り合いにもなるので、できれば1頭づつ個別に飼育することが理想です。
POINT!
カブトムシは私達が思っている以上に力持ちで小さな隙間でも破って逃げます。
足場があると、フタをこじ開けて脱走します!なのでしっかりフタのできる容器を準備しましょう。そして、脱走したらなかなか見つかりません笑
2)床材(ケースの床面にひく土)
成虫管理用マットを使いましょう。幼虫飼育用のマットを使ってしまうと、コバエが発生しやすくなります。なぜなら、幼虫の成長を促す栄養が含まれており、この栄養はコバエも同じく大好きなものなのです。下にひく量は、♂は3センチ、♀は5センチ(潜れる深さ)を目安にしましょう。
幼虫は広葉樹を粉砕したマット。成虫はコバエを避けるために針葉樹を粉砕したマットを使うのが理想です。六脚堂ではこれらを使っています。また管理している頭数が増えた場合はペレットタイプも便利です。
取り替えるタイミングはゼリーやカブトムシのおしっこで、マットに水分が多くなります。そうなったら取り替えるタイミングです。
3)エサ
昆虫ゼリーがマストです。果物も良いのですが、床材がよごれやすいこととそれがコバエを誘引してしまうので避けましょう。
どうしてもあげたい場合はバナナがおすすめです。水分が多いスイカなどは虫にとってあまり良くはありません。昔はティッシュに砂糖をくるんで濡らしたものをあげていた記憶がありますが糖分だけでは長生きしませんので、専用のゼリーをあげるのが理想的です。
16gのタイプは♂の場合食べにくいので、半分にカットして上げると残さず食べてくれます。
・KBファーム(プロゼリー(16g
・KBファーム(プロゼリー(18g
右が、16gのゼリーを半分にしてくれるタイプで、左は4分の1にしてくれます。
コクワガタなど小さい個体にはあると便利ですね。
POINT!
100円ショップでも昆虫ゼリーを置いています。一袋15個程度入っています。古くなったり、カビが生える前に新しいゼリーに交換しましょう。
4)他、有るといいもの
他に有ると理想的なのは、カブトムシ・クワガタが転倒したときに自分で起き上がれるように「上り木」や♀の隠れる場所として「落ち葉」などが有るとストレスから身を守れるので長生きさせるためのアイテムとも言えます。
・転倒防止 餌皿 16g
・転倒防止 餌皿 18g
・転倒防止 小枝
・転倒防止 足場
カブトムシ、クワガタは乾燥させてはいけません。
霧吹きは用意したほうが良いと思います。
餌皿はケース内を清潔に保ってくれたり、転倒防止になったり、ケース内を彩ってもくれます。
注意としてゼリーの口径と合ったものをチョイスしましょう!
5)注意したいこと!
・カブトムシ・クワガタは、直射日光が苦手です!!!
夏の虫なので、大丈夫だと思っている人が多いのですが実は高温に弱いのです。普段は森の樹の下で生活しているので意外に温度は低いほうが良いのです。大体20〜25℃で管理することが大事なのです!
・放虫は絶対NGです!
死んでしまった虫は、「燃えるゴミ」で捨てましょう。一度人間の手で飼育された虫を自然に放つことは、生態系が破壊されるため各自治体でもNGとしています。
いかがでしたでしょうか。
通常、カブトムシや一部のクワガタは夏に生まれ、冬を迎える前には☆になってしまいます。
できるだけ、長生きさせてあげられるように、環境を整えてあげましょう!
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