カブトムシ・クワガタが死んでしまったら
夏に連れてきたカブトムシ。
この子達も冬を迎える前に☆になってしまいます。
どんなに良い環境を用意しても、冬を超えさせるのは難しいのです。
逆に、自然環境の場合は鳥や狐など野生動物に捕食されるリスクが高いので、飼育されている方がある意味長生きなのかもしれません。
そこで、子供が飼っていた、また自分が飼っていたカブトムシやクワガタが死んでしまったらどうしたらいいの?そんな疑問に応えます!
・死んだ後どうなる
飼育していたケースの中で、☆になっていることを忘れて数年立ったものも
頭や角だけ残っていることが有ります。
マットに住んでいるバクテリアがある程度分解してくれるのでしょう。
しかし、朽ち果てるまではしばらく年数がかかるものです。
そのままにしていると、雑菌や雑虫の温床になりやすいので、速やかに処理しましょう。
・適切な処理方法
外に捨てるのはやめて!
土に還すという行為は自然破壊につながる可能性があります。一度飼育下に置かれた個体には本来いないはずの雑菌などがついている場合があります。
採集地の土に埋めても飼育下でついた雑菌などを自然に放つことになります。ましてや外国産や本来の生育地ではない土に埋めると雑菌などがひろがってしまう可能性があります。
結論。
「燃えるゴミに出してください」
とても可哀想なことではありますが、これが一番環境にも、自然に生息するカブトムシやクワガタにとっても良い方法なのです。
六脚堂では、ティッシュにくるみ、新聞紙で更にくるみ、「ありがとう」と言ってゴミに出しています。
近くの公園や山の土に埋めてもいいでしょうか?
という質問をいただくことが有りますが、やはり燃えるゴミをおすすめしています。
もしも、子供のために何かしてあげたい。というお気持ちがある場合は、
「標本」にする。
という方法が有ります。
カブトムシの標本をつくるには
標本つくりで大切なのは、死んだ後に腐ってしまわないように工夫する事です。
また寄生虫などが生きている時もありますのできれいに殺菌して保存する必要があります。
カブトムシを標本にする場合
1)始めにしっかりした袋に入れて冷凍します。
冷凍する事で寄生虫や雑菌を消毒します。
2)その後十分に乾かして標本箱などに保管すると良いのです。
標本箱の中には虫がわいたり腐ったりしないようショウノウを入れて置くと良いでしょう。
標本作りは奥が深いので、簡単なものをお伝えしました。
youtubeやブログなどでも多くの情報が公開されていますので、参考にしてください!
こちらも100円ショップの木製ケースに、コルクボードを切り取って入れました。
防虫加工がされた専用ケースも販売されています。
お子さんの自由研究に、カブトムシやクワガタの標本作りというのも夏の思い出になりますね!
ぜひチャレンジしてみましょう!
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