冬のカブトムシ・クワガタの「成虫温度管理方法!」
極寒の北海道では、冬の飼育方法がとても大事になります。
特に、外国のカブトムシやクワガタは冬に冬眠(休眠)する種はほぼ皆無のため、1年中適温をキープすることが望ましいのです。
多くの種は、20〜28℃位で夏も冬も温度管理をしてあげましょう。
私達の六脚堂は、札幌にありますので真冬の気温はマイナスになってしまいます。そんな冬をどう過ごすべきか。
対応方法をお伝えいたします。
□□□ 冬に備えた環境つくり □□□
北海道、東北では冬にストーブを切ると厳冬期は部屋の気温が5℃程度まで下がることもあるかと思います。そんな状況の場合は簡易的な温室を作ってあげましょう。
では、必要になるものをご説明します。
1)発泡スチロールの箱
ホームセンターで購入することができます。大きさは飼育しているケースと数で選んでみてください。当然ではありますが、厚みがあるほど保温能力に優れます。
これを縦に繋げて大きくしている仲間もいます。
もしくは段ボール箱。
発泡スチロールは気密性も高いのですが、簡易的に段ボールでもOKです。私も自宅は段ボールの箱で成虫は保管します。
出し入れしやすいように手前に入口を作り、出し入れしています。
2)薄手のヒーター(爬虫類や小動物用のヒーター)
※右の黒い機械はサーモスタッドです。 後ほどご説明します。
3)温度計
箱の中の温度をできれば一定に保ちたいものです。温度が上がりすぎては困るので、用意した箱でどのくらい電源をONにしておくと何度になる。ということは調べておきましょう。
4)すのこ
ヒーターの上にケースを直接置いてしまうと温度が上がりすぎて、危険な状態になりますので、必ず嵩上げしてあげてください。
すのこは100円ショップでも最近は置いてあります。理想的にはヒーターとケースの間は5センチは離してください!
ポイント!
ケースを入れる前に、必ずヒーターの電源が入ってるときに何℃になっているのかを実験してくださいね。思った以上に温度が上がる場合は、空気穴を大きく開けて暖気が逃げるようにしてあげましょう。
外気温に対して中の温度がどのように変化するのかも必ず試してください!
□□ 温度を自動で調整したい! □□
時間ごとに温度計を見ながら温度を調整するのはとても大変!そんなときは、2つの方法があります。
ひとつ目は、「サーモスタッド」です。(ヒーターの写真、右にある機械)
このサーモスタッドは、設定した温度よりも低くなったと感知すると電源が入り、それ以上を超えると自動でスイッチが切れる。という機械です。
詳細を教えてくれるブログを発見しました。
https://my-best.com/5167
21年までは、このサーモスタッドが昆虫飼育ではスタンダードな機械でしたが、22年に入り、とても便利なIT機器が現れました。それが、上の写真にある左側の白い温度計。これは「Switch bot」と言われる温度計で、別途「SwitchBot ハブミニ」と専用のスマートプラグを連携させると、サーモスタッド変わりになってくれます。(wifiが通っていなければなりません)
更に、スマホと連動して外からでも操作、温度を見る事が出来るのです!
スマホアプリと連動できるので、外部からも温度のチェックができ、かつヒーターやスポットクーラーなどを遠隔操作できます。
そして、温度計のログを記録しておいてくれますので、とても便利!よって、サーモスタッドがたくさん余ることになりました。
使い方をクワカブブリーダーyoutuberの「わたくわ」さんが詳しく説明してくれている動画です。とても聴きやすい声で、よくできた動画ですので私も登録しています!
このページでは、《ヒーターのレビュー》を行っていますので参考にどうぞ。
□□□□□□□□□□ 今回使った用品はこちら □□□□□□□□□□
GEX サーモスタッド、発泡スチロール 箱 (肉厚)、ピタリ適温 4号
「Switch bot温度計」、「SwitchBot ハブミニ」、「スマートプラグ」
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この記事は2023年5月の記事です。
トレンドが変わったらまた追記していく予定です。
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舶来 六脚堂(はくらい ろっきゃくどう)
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