カワラ菌糸ボトルの産卵セット
カワラ菌糸のボトルで産卵セット!
今回は、タランドゥスの産卵セットとして組んだものを紹介します。
レイシ材、レイシ棒ではやってみたものの、ボトルの気軽さも体験してみたいと思いレビューしてみました!
産地:アフリカ コンゴ
累代:CBF1
サイズ:♂ 56mm ♀ 47mm
羽化日:23年3月
タランドゥスとしては非常に小さいため、ほしいという人もおらず、観賞用にと思っていたのですが気がつくとペアリングにはちょうどいいタイミングだなと。ということで、今回はボトルの転がしでいきたいと思います。
では、ボトル産卵セットの作り方です。非常に簡単です。手も汚れません。
用意するものは、
・ケース
・カワラボトル
2ヶ月以上保管して、菌の落ち着いたものを使います。じゃないと菌に卵や幼虫が巻かれます。
・床材
幼虫がこぼれてくることはないので、ビンが転がらなければ何でもOK。広葉樹マットなどを使うとコバエが来るので針葉樹にしましょう。
これだけでOKです。
ゼリーは入れません。タランドゥスは穿孔したら出てこずに卵のまもりに入るので動きません。
また、カワラ菌糸は結構な水分を出しますので、蓋を開けた状態で2日ほど放置します。
すぐに蓋をしてしまうと、湿気が充満してしまいますのでご注意を。瓶の中の湿度が高すぎると産まなかったりします。
写真では、すでに♀は穿孔していますが、菌糸ビンに元々開いている穴を部分をほじり返し♀の通り道を作ります。
私はそこに♀ちゃんの頭を入れてしまいます。
今回は、すんなりそのまま潜り込んでいきました。しかし、産卵スイッチが入っていないと出てきてしまうこともありますが、気にせず数日間は待ってあげましょう。
すぐに潜らない場合はゼリーを入れてもいいのですが、産卵行動に移りにくくなるので私は入れていません。
潜っていくとこの様に中のオガをかき出してきます。それに菌が発生して白くなります。
これで穴が塞がって通気が悪くなるのは嫌なので、空気穴を私はほじって上げるようにしています。
【23年11月19日】
♀をセットinしました。次の日には穿孔をしており、23日には菌でオガが真っ白に。
3ヶ月くらい経った菌糸ビンでもなかなかの勢いです。卵が巻かれないかが心配です。
ポイント!!
レイシ材やレイシ棒の場合は、カワラよりも産卵が多いようなのですが、幼虫はレイシを食べられないので、1週間程度で採卵をする必要がありますが、カワラ材、カワラ菌糸を使用すると幼虫がそのまま食べることができるので、幼虫で取り出せる1ヶ月後まで放置することが可能です。
私は前回のチャレンジで、卵の管理がうまく行かなかったトラウマがありますので今回は幼虫で採ろうと目論んでおります。
ご参考までに!
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