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とても便利なタイペスト紙の話し。

KAZ.YOSHII

皆さんは、タイペスト紙をご存知ですか?

幼虫を管理するボトルの、蓋に挟めて使う専用の紙があります。空気は通しやすく、湿気を逃がしにくい。そんな紙がクワカブ業界には存在しています。

(中・上級者の方は本記事はスルーしていただいて構いません。)

「タイペストシール」はご存知かも知れません。ボトルの空気穴を埋めるために貼るシール。あれです。

今回紹介する「タイペスト紙」、当たり前の使い方をすれば冒頭の説明通り、菌糸ビンの蓋の間に挟めて使用するもの。

水分を通さず空気を通す、超極細繊維の高性能フィルターなのです。

説明文にはこの様に記載されています。

菌糸・生体に十分な通気を確保し、菌糸表面の乾燥は防ぎます。雑菌の進入を防ぎますので、菌糸の劣化を最大限抑えることができます。

そんなスグレモノの紙があります。

なんでそんな話しをするのかと言うと、私がブリードを初めてから数年間この存在を知りませんでした。カブトムシメインで、菌糸ビンを使っていなかったからです。

初心者の方や、私と同じ様にカブトムシメインの方は目からウロコのはず笑

私は別の用途で使っているところもありますので、その紹介をしたいと思います。

まず前提として、六脚堂では菌糸ボトルを何回も再利用します。

使いまわしていると、蓋の部分のスポンジがボロボロで無くなったりします。しかしその換えのスポンジだけは売っていなかったりします。

はたまた、写真右下の蓋のように、内蔵されているタイペスト紙が幼虫に食べられていたりします。

でも、ボトルは再利用したいんじゃー!!!

そんなときに、「タイペスト紙」を使います。使い方はとても簡単です。

蓋にぎゅっと挟めて閉じるだけです。ただそれだけ。

またこんなこともあります。

3000CCのボトルなんかは空気が足りなくなるので、穴を増やすことがあります。穴全てに、タイペストシールを貼っても良いのですが、それだととんでも無い消費量となってしまいますよね。こんなときには、タイペスト紙だと1枚で対応が可能となります。

1枚10円もしません。

あと、こんな事ありませんか?

ボトルの蓋を持って持ち上げたときに、スポーン!と蓋が取れてボトルが落ちた。できれば片手で持ち上げられる安心感があったほうが作業もはかどります。

何度もいいますが、六脚堂は極限までボトルを再利用しています笑(SDGSですね〜。)

そうすると、勝手にフタが緩んできます。

挟むのは新聞紙やキッチンぺーパーで良いのかも知れませんが、それだと湿気でふにゃふにゃになって機能しなかったりします。(いや、機能しません。)

紙だけ見ると、とても高級なモノに見えます。

まとめます。

① フタのコバエ防止部分がだめになったら、タイペスト紙を使う

② フタにたくさん穴を開けた場合は、タイペスト紙を使う

③ フタがSDGS過ぎてゆるゆるの場合は、タイペスト紙を使う

以上!

なお、タイペスト紙は大体2種類の大きさがあります。

□ 500〜800ボトル用の、10〜12cm四方のタイプ

□ 1400〜2300ボトル用の、15〜16cm四方のタイプ



とても便利なので、是非お手元に置いておいてください。使うときがやってきますよ!!

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KAZ.YOSHII

映像・WEB・システム開発の会社「WILLPLANT」の代表取締役。

会社内で、幼虫飼育1000頭を行なっているカブクワおじさんでありつつ、ラジコンバギー(ストック)で2022年、全日本16位(JMRCA)。

カブクワバトル動画、カブトコロシアムの主宰でもある。

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