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アロエウスミツノカブトの飼育方法|ペアリングから幼虫管理まで

KAZ.YOSHII

『アロエウスミツノカブトとは』

紹介の前に、まずお伝えすることがありまして、この種は植物防疫法において海外からの輸入規制がかかる規制対象種になっているのです。

輸入の規制対象ではあり累代個体を飼育することに罰則はありませんが、このページでは推奨しているわけでは無いという前置きのもと、ご覧いただければ幸いです。

詳細はこちらの8ページ目に記載されております。

アリゾナ州~メキシコ コロンビア ベネズエラ ガイアナ~ブラジル南部に生息する、サイカブト属の仲間です。

写真の個体は短角なので見やすいですが、本来はスリナムミツノカブトのようにすらっと胸角が伸びます。

イメージとして頭角についていると思いがちな下のツノは、実は胸部に付いており独立して動かす事は出来ないのが特徴です。

サイズ的には♂は40~70ミリ程度、♀は35~40ミリ位で大きめのスリナムミツノカブトといったところでしょうか。その独特の見た目から、とても人気は高いのですが、角は戦うためではなくヤシなどの植物に潜るために使用されるため、他のサイカブト族同様に現地では害虫扱いされている種も多いそうです。

※植物防疫法では外来生物法の特定外来生物とは違い所持を禁止することが出来ないので、輸入不可でも生体で市場を流通してしまっている。という状況です。

※写真は短角。本来はスリナムミツノカブトなどのように伸びます。

前足の、羽のような形がかっこよくて所有感をくすぐってきます。

この角度だと♂かどうかもわかりませんね笑

♂です。是非ロングホーンを出してみたいものです。

こちらは♀

おでこのゴツゴツ感が可愛らしいですね。

和名:アロエウスミツノカブト

学名:Strategus aloeus sloues

このページではアロエウスミツノカブトの飼育方法を六脚堂の飼育方法や定説として言われている方法を掲載しています。

飼育する環境、地域、生体そのもののポテンシャルも大きな要素となりますので、あくまで参考としていただければ幸いです。

□□□ 成虫の飼育の仕方 □□□

寿命: 

成虫の寿命は8〜12ヶ月程度

飼育の適温:

22〜26℃程度

成虫育成メモ:

深いケースに入れると♂♀ともにずっと潜りっぱなしになります。

せっかく可愛いのに鑑賞できませんので床材は薄めに引きましょう笑

成熟は羽化後1〜2ヶ月。そこから1ヶ月程度で成熟です。

□□□ 卵の産ませ方 □□□

産卵セット:

マット産みです。完熟系のマットで問題ありません。

水苔を混ぜる方もいるそうです。

また、産卵セットがマッチすると爆産するタイプなので、数に注意したほうが

良さそうです。

産卵管理適温: 

25℃前後

□□□ 幼虫の育て方 □□□

【使用マット】

完熟系のカブトマット。

廃菌床ベースでも大きくなるそうです。

【使用する容器】

800ボトルで問題ありません。

【えさ交換回数】 

1〜2回程度

【設定温度】

25℃前後

【孵化から羽化までにかかる時間】

初令投入からおよそ8〜9ヶ月。

この記事は2024年4月の記事です。

トレンドが変わったらまた追記していく予定です。

KAZ.YOSHII

映像・WEB・システム開発の会社「WILLPLANT」の代表取締役。

会社内で、幼虫飼育1000頭を行なっているカブクワおじさんでありつつ、ラジコンバギー(ストック)で2022年、全日本16位(JMRCA)。

カブクワバトル動画、カブトコロシアムの主宰でもある。

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