TENRYU アルプスマットを導入しました。
カブトムシ・クワガタのブリードを始めた当初は、youtubeやブログで良いと紹介されるマットを見境なく購入していました。
そして徐々にブリード沼にハマってくると、幼虫の飼育頭数が一気に増えます笑
そこでマット代も馬鹿にならないということに気が付き、コストパフォーマンスに目を向け始めます。しかしそうなると、大きな個体を作出しにくくなるために、今度は種に特化したものを選択するようになりますね。
これはみなさんが通る道だと思っています。(菌糸でも同じことが言えると思います。)
と同時にコバエ対策も深刻になってきます。何ぶん、コバエの餌となるボトルやケースがどんどん増えるわけですからエサをたくさん巻いているようなものです。
大型のヘラクレスもそこそこの頭数となってくると、マットの消費量も馬鹿にならなくなってきます。
ブリードを始めたての頃は加水の加減もわかりませんし、マットの良い状態も、劣化した状態も、どれが正解で、何が劣化しているということなのか。なかなかわからないものです。
(流石にコバエやダニが出ていればわかりますが)
なのでマットのポテンシャルを活かしていたかどうか?といえば、活かしきれてなかったでしょうね。
前置きが長くなりました。
「TENRYU アルプスマット」を導入しました!!
きっかけはヤフオク。いつものようにヤフオク内を徘徊していると、「50L 1000円」という激安マット。発送地を確認すると長野県。。。
これは。。あのマットと生産拠点は同じかな?
と思い、お試しで購入してみました!!
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コストパフォーマンスと流通経路から、これまで月夜野きのこ園さんのマットをメインに使用しておりました。
とてもバランスよくいろんな種に適応してくれるのが絶大なメリットであり、使用したユーザー様の実際のレビュー。データベースと言えるレベルの情報はとてもありがたく、最高のWEBサイトだと思います。
月夜野きのこ園さんの使用をやめることはありませんが、大型カブトに関しては
2023年下半期より、
1)マットのコスト削減を図る
2)成長に的を絞った飼育をする
この2点にフォーカスして行こうと決めたのです!
なら、実績の有るRUSHレギュラーマットを使ったほうが。。という考え方もあったのですが、ここはチャレンジャー気質の自分。新しいものを使用してみよう!ということで導入に踏み切りました。
(安さ。がまあ大きいのですが。)
これでいい個体が作出されれば更にモチベーションも上がりますし、飼育頭数も増えてきたのでコストを下げようという狙いもあります。
到着後、ダンボールを開封します。50Lが一袋にまとめられています。RUSHさんは料金をかければ個包装にできるラインナップもありますが、TENRYUアルプスマットはこの1種となります。
商品説明には、
きのこ工場様の菌床製造工程で数種類の添加剤を使用しており大変栄養価の高いマットに仕上がっています!
オガ以外に4種の添加物を使用しています。 広葉樹100%廃菌床を3~4か月かけて発酵・熟成させています。 マット粒子は中粗目くらいに仕上がっております。
産卵~羽化まで使用できます。
配送の関係で乾燥気味に仕上げてあります。お好みで加水してご使用ください。
(適応品種)
カブト ヘラクレス ネプチューン サタン ゾウカブト コーカサスなど
クワガタ ミヤマ ヒラタ アンテ オオクワ ニジイロ ツヤクワなど
他にも、嫌気臭について、異物混入もあります。としっかり明記してくださっています。
いや~楽しみ!!!
そのためにしっかりと処理して行きましょう!
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まずは開封。
これでもかというくらいにゴムで縛ってあります。
匂いを防ぐため。そして無酸素状態にするためでしょう。
※無酸素にすることで雑虫も生きられません。
ではいよいよ、う○こ臭を覚悟して開けてみます!!
ん??
おや??
想像していた匂いと違う。。。
今は10月。北海道(札幌)の気温は23℃前後。発送地の長野や経由してくる関東はまだまだ27〜8℃で暑いはず。
そこそこの匂いは覚悟していましたが、そう考えると全然匂いが少ないですね!。ハードル下げすぎてたのかな??笑
実際にどんな匂いかというと、甘酸っぱい匂いに、ちょっとだけ廃菌床マットを混ぜた山の中の土?という感じです笑
これは無酸素状態ですので、実際にガス抜きが終わったらまた変わります。
見た目の粗さはこんな感じです。
色は完熟がこげ茶だとすると、そこまでは行かないくらいの茶色。(説明文に、今回は完熟に近いです。とありました。)
アップすると粗さを感じますが、見た目の印象はそこまではなく、初齢でも行けるんじゃない?といった雰囲気。
目が詰まっていない分、再発酵もしなさそうな雰囲気です。
ヘラクレスやネプチューン、ゾウカブト系は全く問題無いでしょうね。
添加材が諸々入っているようなのでヒナカブトなど小さめの子たちは耐えられないのかな?という感じです。
まあ、やってみますけどね!
では管理方法です。
今回このマットの購入に際し、〜RUSHマットを使っている方に使用するまで
の管理の流れ〜を聞いていましたので、参考として同じような管理で進めたいと思います。
まずは、50Lで一袋にまとまっているため、小分けしていきます。袋はSeriaのチャック付きポリ袋のA3サイズをチョイスしましょう。厚手なので安心です。
この袋は確実にマットを管理するために開発したといっても過言ではないでしょう。
A3サイズを使うと、およそ10Lくらい入りますので冷凍も含め管理しやすいですよ。(持った感じの感覚値です。)
左の2つがSeria。右がDAISOのチャック付きポリ袋(同じくA3サイズ)です。
同じサイズでもDAISOのほうが「薄手」になりますが大きいです。ただ、手に抱えたときの安心感はSeriaのほうが、「これは破れない。。」感があります。さらに収容する際は、Seriaのほうがぐにゃぐにゃになりません。
DAISOの袋をぐにゃぐにゃにならないように量を入れてしまうと、厚みも出てしまうので、冷凍時間を増やさないと中心部まで冷凍されないので、ここはSeriaがおすすめですね~。
このあと、3日間の冷凍。解凍に2日間。ガス抜きに3日間。
袋から出してすぐに使えるものを使っている方は良いのでしょうが、コストの安いものを使うにはそれなりの手間を必要とするのは常でしょう。これはマット交換を計画的に行なう必要がありますね。
冷凍庫を導入するまでは、冷蔵庫の冷凍部分を使っていました。3袋しか入らないので、マット管理が大変でしたが冷凍庫の導入で相当作業が捗りました。
早速冷凍庫に入れます。
ちなみにこの冷凍庫のレビューを。(COMFEE' 冷凍庫 142L 上開き ホワイト RCC142WH(E) )
機能的には問題なしです。左のスペースにはマット。右のカゴには標本にするため☆になった子たちを保管しています。
かごの下の方は、冷却機能?のために必要と思われる段があり、スペースに少し食い込みがあります。なので、カゴの下は水の入ったペットボトルを入れ、ルームの温度調整や夏の発送に必要となる小さな冷凍ペットを作っております。
価格的にも安いのでおすすめかもです。幼虫飼育が1000頭を超えるくらいから、ちょっと小さい感じがしてくるかもです。
10リットルの袋なら、7〜8袋。カゴなどを使わずにすべてマットを収容するならば12〜13袋が入ります。当然ですがビチビチに収容してしまうと、冷却スピードが遅くなります。
冷凍庫に入れないものは、ガス抜きを先にやってしまいます。詰めた袋に2箇所、直径2センチ程度の穴を開けます。
穴を塞ぐために、タイペストシールを貼ります。これでOK。
1日に4〜5回、袋をもんでマットを撹拌しましょう。冷凍しているものも、3日後に袋に穴を開けてガス抜きします。
そもそも無酸素状態で送られているので、雑虫はいないと思いますが冷凍はおまじない程度で考えています。販売者さんにも冷凍はしたほうがいいですよね?と確認したところ、冷凍処理もいいと思います。という返信でしたので。
冷凍ありと無しで、コバエの発生状況等見ていければと思います。まずは、幼虫の成長度合いですね!
で、50Lの準備を終えたところでルームの状況を確認するとですね。
ヘラクレス約50、ネプチューン約50、ミヤシタシロカブト約20、ゴロファポルテリ 10、、、、
マルスも今仕込み中だった。。
2令の子たちを交換したら一気に無くなる量だな。。
きのこマット、完熟マットも50L来るけどもう50L頼んでおこうかな。。。
次回は、交換後の幼虫たちの様子をレビューします!
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