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100均でクワガタに使えるケース(クワガタ♀管理編)

KAZ.YOSHII

《100均ケースを活用しよう!》

ブリードの数が増えてきたり、特定種のメインブリードを考えると♀単体の管理ができるケースが沢山あればいいな−。なんて思いませんか?この記事では六脚堂が使ってみて良かった100均ケースを紹介します!

※ ♂に使える100均の管理ケースはこちらから!

飼育頭数が増えてくると、専用ケースを増やしていく金額も馬鹿にならないですよね!

「ほならプリンカップがあるがな!」

確かに。でも、強度の問題と、カップ自体が軽いためひっくり返ったりします。

ひっくり返らないようにマスキングテープで止めるのはいいけどゼリー交換が大変だったり。

(イベントでそのまま販売するには重宝しますが )

各メーカーさんから小さめのケースが様々販売されておりますが、いまいちしっくり来なかったんですよね。100点!!とは言い切れないような。

クリアスライダー(小)での管理はコンパクトでいいのですが、♀のサイズを考えると1頭に対して1個を使うにはちょっともったいないな。。仕切りが半分ならいいのにな〜。なんて考えたり。

コバエシャッタータイニーだと、天井が高くてゼリーの出し入れにほんの少しですが、ストレスを感じたり。

デジケースのHR-1も天井が少し高い。。

単体飼育における代表例(選択肢)としては、

コバエシャッター タイニー(300円程度)、

そしてコバエシャッターミニ(900円程度)。

あとは、クワBOX(300円程度)になるのでしょうか。

どれも使用して来ましたが、どれも帯に短したすきに長し。

まずは湿気問題。

これはどちらもしっかり保湿してくれます。同じくらいの感覚です。

と考えると、フィルター部分の気遣いの要らないクワBOXが良いですね。

次に大きさ問題。

気持ちタイニーのほうが大きめでありますが、蓋の張り出しがあるので、横に並べるとかさばるイメージです。しかし、私は指が太いので、クワBOXだと虫へのアプローチがしづらく、ピンセット必須になってしまうので少しストレスになります。

しかし。しかしですよ。

わがままな私のリクエスト。

①もう少しだけ広くしてあげたい

 VIPとして単頭飼育したい。でもスペースを少しでも稼ぎたい。

②もう少し高さの低いものが欲しい

 ♀や小さい生体なので、低くて問題がない。

そんな理由で、ベストなケースを手に入れたかったのです。なんとかならないかとDAISOを歩いていると、いい感じのを見つけましたよ!。

□□□ 新境地をひらけるのか。□□□

23年夏。クワカブ界隈を震撼させた、メガフードコンテナ(フォーロック)の小さいバージョンです!!

これは。。。ゴクリ。

大きさがちょうどいいではないか。。ということで、お試しに8個購入してみました。

高さは8.5cm、横は13cm、縦は8.5cm(蓋は除く)くらいです。

※個人的には緑のラインだけではなく数色あると、色々便利な気がします。

そして蓋が、4箇所でしっかりロックできます。これがとてもいい!

何がいいのか! 

ふたを閉めたときのしっかり感

そして締めるときのしっとり感。

これ、自分は結構大事にしていてタイニーやクワBOXはしっかり蓋がロックされますが、開け締めのときの音と衝撃が気になるのです。

絶対に脱走させないために蓋がガッチリ閉まることはとても重要です。最悪放虫になりますからね。これ絶対です。

その代償として開ける時に必要になる力と音が出るのです。

大きさもいいではないか。。。(比較写真は下の方に出てきますので少々お待ちを)

もしかしてDAISO商品企画にブリーダーがいる??というくらいにちょうどええ。

とはいえ、空気穴は必要なので今回は1.5mmの穴を開けます。理想は1mmかも知れません。これだとコバエの出入りができちゃうかもです。しかし今回はテープなどの対応はしません。

少しだけ手間はかかりますが、100円なのでよしとしましょう。

ちなみに、Makitaのペンドライバーは家に1台あっても良いでしょう。

各4面に、4箇所づつ開ければ充分だと思います。この穴の数は運用しながら変わるかも知れません。ブリード環境(温度:湿度)によっても考えるべきところですね!

穴は1.5mmだとギリギリコバエ入っちゃうかな〜。。。

まあ、マットは針葉樹なのでとりあえずこのままで行きましょうか。

針葉樹マットは、最近のお気に入り。MITANIさんのマットを入れます。

「コバエが嫌がる昆虫マット」

この商品のいいところは、圧倒的な「しっとり感」です。そして、パッケージも清潔感があって良いですね。大好きな商品です。

表現が難しいのですが、針葉樹マットというのは、基本ぱさついているので最初に霧吹きはするものですが、これは不要だと思わせるくらいのしっとり感です。

自分は相当好きです。マジで。さわり心地のふわっと感としっとり感。癖になります。ヒノキ臭もほぼ無し。ヒノキ臭がすると、少し空気にさらさないと生体にダメージがありそうで。。

ヒノキの転倒防止材など、空気にさらさずにダイレクトで入れてしまってマヒする子が出てきたことがありました。気をつけたいところですね。

バークチップを入れてこの通り。

♀ちゃんはちょっと大きいグランディスの54mmです。どうですか?メタリフェル♀くらいだと相当広々ですね。

ちなみに、転倒防止には、産卵材を剥いた樹皮も保管してあります。ホソアカクワガタなどはより引っかかる面積があったほうがいいんですよね。

産卵材を剥いた樹皮は薄いのですが、SANKO樹皮マットは厚さもあって使えます。六脚堂では管理成虫も多いので、月に5個は購入しています。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

三晃商会 樹皮マット マルチ
価格:1,111円(税込、送料無料) (2024/8/9時点)


ハスクチップだと、小さすぎて生体が起き上がれないこともあるんです。パプアキンイロクワガタなどの小型生態はハスクチップやカットしたキッチンスポンジをでも大丈夫ですが。

で、お待ちかね比較画像です。

左が「コバエシャッタータイニー」です

DAISOケースのほうがやや広めサイズで、16gゼリーを投入しても移動範囲に余裕ができました。これですよ!4畳半の部屋が6畳間になったくらいのイメージ!

求めていたのはこれだ!

クワBOXと比較するとこの通り。すっぽり入って両サイドに更にゆとりがあります。

この余裕です。しかも背は少し低いくらい。本当にベストサイズ!!

クワBOXの蓋をご覧ください。重ねる時に、四隅のL字型のところに足がハマるようになっているのですが、一発でサクッとはまらないくらい精度が高いのです。

が、これが玉にキズ。

上に載せた時に、足をはめるために少し移動しながらポイントを探すことに少しだけストレスを感じてしまいます。

横から見るとこんな感じです。

3つ並べてみます。

左から、コバエシャッタータイニー→クワBOX→DAISO

積み上げるとこんな感じです。

タイニーはフィルターがある文、足が長いですね。DAISOは足(出っ張り)がありません。

こちらはデジケースHR-1。倍くらいの大きさなので、これだとスペースが勿体無いのです。

(個人の感想です)

何頭かだけの観賞用ならこのサイズでもいいのですが、たくさんを管理するにはちょっと大きいんですよ。(個人の感想です。)

とにかく感想としては「高さがいい」です。

ガサバリません。またなんと言っても積み上げたときの安定感は最高。そして上に載せたときの遊びもちょうどいいんです。

これがぴったりすぎると、合わせるためのちょいちょい移動をしながら足のハマる場所を探す。。この作業が必要なのですが、これはあくまでもタッパーなので底面全体で乗っかる感じです。

さらにもう20個くらい買っちゃいそうです。。。

欲を言うなら、もっとクリアだともっと視認性が上がるのですが。ただ虫たちはクリアよりも落ち着くかも知れませんね。光の入り方もマイルドになるので。

羽化後すぐの生体管理ならプリンカップでOK。観賞用なら小さめの専用ケースが最高。

今回はあくまでも、ストックしておきたい♀の管理に最高ですよ!!

というレビューでした。

♂ 管理用にいいかも知れないケースはこちらから。

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2023-10-01

100均で使えるケース(クワガタ♂管理編)

♂の成虫管理ケースに最適なのは

♀の管理ケースに引き続き、今度は♂のケースです。

あくまでも観賞用ということなら、市販されているケースに勝るものはない!!という前提での記事になります。なお、私は商品の仕入れなどは行っておりませんので、基本「忖度」なしで記事化していますのでご安心を。

成虫管理ケースとなると、カブトムシ・クワガタには様々な種類とそれに合わせて大きさも30mmから180mmまでと幅広い為、これまで得た知識と経験から、またはショップさんのアドバイスを頂き、各社のケースを選択するわけです。

それらについては別の記事で、最適値の選び方をお伝えします。

今回は、増えてきた成虫を省スペースでいかに経済的に管理するか。というのがテーマとなります。

そこで、今回おすすめするのが

「DAISO ミニコンテナ(ナチュラル)」です。

100均だからといって、フニャフニャの素材ではありません。相当しっかりしたハードタイプのケースです。おそらく、噛みちぎられて脱走。ということも無いと思います。

大きさは

外寸ですが、縦 87mm × 横 146mm × 長さ 177mm

他のケースと比べてみましょう。

まずは、デジケースHR-2。サタンオオカブトの♂を入れています。

次にクリアスライダー(ラージ

ヘラクレスを入れております。

ちなみにヘラクレスを入れてみると。。。

斜めに入れてジャストサイズ!(155mm個体です)

最後にコバエシャッター(小)です。セアカフタマタを管理しています。

どれと比べても、高さが半分程度。なので大きめの転倒防止材などを入れてしまうと脱走の危険性は高まりそうですね。

なので、六脚堂ではグランディスやヒラタ系の♂、また羽化したてで休眠待機の子たちを管理するために導入してみました。

そろそろ後食を始める頃です。薄っぺらいので、蓋までは届かないでしょう。

そして何よりいいのは、高さもそうですが積み上げていけるところです。

5段積み上げても、不安になら無い安定感が有ります。冒頭にお伝えした、しっかりとした作りゆえ、フラフラ志摩線。

ちなみに同居セットにも使っています。(写真はトカラノコギリ)

また、本体と蓋に適度な隙間が発生しているため、空気穴を開ける必要がないところもいいところかも知れません。

透明なタイプではないので、成虫の鑑賞ケースには向いていませんが大きめの成虫の管理には最適なケースと思います。まあ、失敗しても100円ですので、是非活用してみてください!


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KAZ.YOSHII

映像・WEB・システム開発の会社「WILLPLANT」の代表取締役。

会社内で、幼虫飼育1000頭を行なっているカブクワおじさんでありつつ、ラジコンバギー(ストック)で2022年、全日本16位(JMRCA)。

カブクワバトル動画、カブトコロシアムの主宰でもある。

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