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ダビディスカブトの飼育方法|ペアリングから幼虫飼育まで

KAZ.YOSHII

『ダビディスカブトとは』

中国から北ベトナムに生息する、日本のカブトムシによく似た本種。

当時は2010年くらいまでは標本しかない、幻のカブトムシと呼ばれていたそうです。

大きな違いは、頭角の先が大きく二股に別れトゲのようになっているところ。また、身体全体光沢があります。

国産カブトのようなシャープな印象というよりも、ずんぐりむっくりな印象。でもそれがいい!!

更に似たカブトムシで、インドシナ、タイに生息するポリトゥスツヤカブトというのがいます。こちらの種のほうがボディラインや頭角の開きが日本のカブトムシに似ています。というよりもそっくりです。

(写真がありません。。すみません。六脚堂に来たら追加しますね。)

可愛いのでシャッターの数も増えてしまいます。

カブト派のワタシにとっては好物。一目惚れでした。頭角の先端の開き方も美しい。

こう見ると、いきもの図鑑の敷設の再現度はすごいな〜と思わざるを得ないです。

なおメスはというと、、、

ケンタウルスミツノやサイカブト系に見えます。ゴツい印象ですね。それがまた可愛い!

光沢感と、胸部の丸さ。この胸部のアーチは本当に黄金律で描かれていますよね!美しすぎます。

このゴツゴツ感がたまらないです。

六脚堂に来たばかりなので、落ち着いたらすぐにブリードします。産卵は国産カブト同様たくさん産んでくれるようです。

和名:ダビディスカブト

学名:Xyloscoptes davidis

このページではダビディスカブトの飼育方法を六脚堂の飼育方法や定説として言われている方法を掲載しています。

飼育する環境、地域、生体そのもののポテンシャルも大きな要素となりますので、あくまで参考としていただければ幸いです。

□□□ 成虫の飼育方法 □□□

寿命:

 成虫の平均寿命は約半年程度。飼育類題個体でも2〜3ヶ月で☆になるケースがあります。

ペアリングすると短くなる印象です。

飼育温度:

20~25℃ 

暖かい地域ですので、産卵、幼虫飼育、成虫まで22〜24℃位がベストです。

成虫育成メモ:

およそ羽化後1ヶ月から1ヶ月半程度で、食べ始めます。

成熟をしっかりさせれば産卵数は多い方で10〜30は簡単に採れます。あるブログでは50個オーバーという報告もありました。

□□□ 卵の産ませ方 □□□

卵を産ませるにあたっては♂♀それぞれが成熟していて、交尾・産卵可能な状態であることが必要になります。

羽化後1ヶ月半程度で成熟の様です。

産卵用マット:

一般的なカブトマットで可能。国産カブトと同様に考えてよいです。

フォーテックさんのカブト1番がおすすめです。

産卵セット

産卵セットは国産カブトと同様、ケースの下、3割程度を固く詰め、あとはぽんぽんと手でおしつける程度でOK。

《産卵セットリンク》

《推奨管理温度》

産卵管理適温:

23~25℃前後

産卵数の目安:

10〜30個程度(ケースの大きさにもよります。)

□□□ 幼虫の育て方 □□□

【お勧めのエサ】

完熟発酵マット。だけで飼育可能。産卵時と同様、カブト1番でOKです。

【えさ交換回数】

800cc〜1200cc程度のボトルで交換途中2〜3回でOK。

【設定温度】

22~24℃程度で。低すぎると羽化不全や、前蛹で☆になることもあるので注意。

【孵化から羽化までにかかる時間】

♂:約8~10ヵ月程度

♀:約7~9ヵ月程度

※管理環境の違いによって多少の誤差がありますが、カブトの中ではサイクルが早い方です。

この記事は2025年5月の記事です。

トレンドが変わったらまた追記していく予定です。

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KAZ.YOSHII

映像・WEB・システム開発の会社「WILLPLANT」の代表取締役。

会社内で、幼虫飼育1000頭を行なっているカブクワおじさんでありつつ、ラジコンバギー(ストック)で2022年、全日本16位(JMRCA)。

カブクワバトル動画、カブトコロシアムの主宰でもある。

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