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ゴホンヅノカブト(グラキリコルニス)の飼育方法|ペアリングから幼虫管理まで 

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『ゴホンヅノカブトとは』

頭角が1本、胸角が4本の計5本になる角が特徴の中型のカブトムシで、以前はタイゴホンヅノカブトとも呼ばれておりました。 

東は中国、西はミャンマー、タイに分布し、タイ北部では幼虫、成虫ともに食用にされている地域も存在しています。

生息域では竹林(日本でいうと、竹に近い植物)を住処とし、竹の新芽の汁を吸っているようです。そのために発生時期は秋口となっています。

また♂♀ともに上翅全体がクリーム色をしていますが、死んでしまうとクリーム色から褐色に変わっていくので、このまま標本にしたいとマニアの間ではよく言われています。

ゴホンヅノカブトは本種の他、

ビルマニクスゴホンヅノカブト(ビルマゴホンヅノカブト)

・シャムゴホンヅノカブト(今はシャムがタイゴホンヅノト呼ばれることも有ります)

・ハードウィッケイゴホンヅノカブト(ヒメゴホンヅノ)

が日本に流通しているので、学名から「グラキリコルニス」とも呼ばれます。

雑誌『ビー・クワ74号』に詳細が乗っています!是非購入しましょう!

※パプアニューギニアに生息するサンボンヅノカブトは近似種です。

また、羽化後、約1年休眠する特徴があり、活動してからの寿命が3ヶ月未満〜6ヶ月とやや短命でも有ります。

コロナの影響で、輸入されなかった期間は3〜5万円と生体が高騰ししましたが、2023年秋にはペアで8,000〜15000円と落ち着いたものになりました。

サイズは♂で48〜93.4mm ♀で40〜60mm程度。

和名:ゴホンヅノカブト

学名:Eupatorus gracilicornis

体のバランスは国産カブトムシに似ていますが胸角の発達がとても大きく迫力が有ります。

上翅はまるで高級家具の木目のよう。外的から見を守るために黒い保護色のものが多い中、こんなに目立つボディで自然界は許してくれるのでしょうか。

ヘラクレスのような迫力はありませんが、本物を見たときの感動はそれを超えていました。思わず声が出たくらいです。

掴む爪の強さはヘラクレスの♀と同じレベル。

♂同樣のツートーンカラーが所有感をくすぐりますね。

高級家具の色合い。

ここからは、ここからはゴホンヅノカブトの飼育方法を六脚堂の飼育方法や定説として言われている方法を掲載しています。

飼育する環境、地域、生体そのもののポテンシャルも大きな要素となりますので、あくまで参考としていただければ幸いです。

□□□ 成虫の飼育方法 □□□

寿命:

成虫の平均寿命は 3〜6ヶ月

飼育温度:

24℃前後(越冬はしませんので温度管理をしっかりしましょう)

成虫育成メモ:

後食まで約1年を要します。いわゆる休眠の長い種の代表ですね。

羽化後の管理では、飼育していることを忘れないよう湿度の管理はしっかりと、そしてできるだけ静かなところでに管理してください。光や振動のストレスが多いと、休眠が開ける前に☆になることも有りますので注意です。

成熟の目安は後食から2〜4週間後。

後食のスイッチはわかりやすく、食べ始めると一気に食欲が爆発するイメージです。

休眠が長い分、成熟も早そうですね。

□□□ 卵の産ませ方 □□□

卵を産ませるにあたっては♂♀それぞれが成熟していて、交尾・産卵可能な状態であることが必要になります。

羽化日、後食開始日、後食開始から成熟までの個体差もありますのでこの情報を鵜呑みにしないようご注意ください!

《産卵セット》

産卵方法はマット産みです。

完熟系のマットを使用します。

水分量は多くもなく少なくもなく。ギュッと握って固まりが出来る程度。

(水が染み出るようでは多すぎです!)

竹林に生息していることから、「バンブーマット」を使用しないと産まない、と言われている種ですが、必ずしもそうではありません。

♀のポテンシャルがとても大事で、多産種ではありませんが、一度に20卵などたくさん産んでいる報告もあれば、全然産まないというブログもありますね。

産卵管理適温:

25〜27℃

【使用ケース】

ケースは中〜大ケースが良いでしょう。

《ケースサイズ表》

《ペアリング方法》

カブト系は、ハンドペアリングがおすすめです。

1)飼育ケースなどに♀が潜れない程度のマットを敷きます。

  発泡スチロールの上や、鉢底ネットを引いて行う方法もあります。

2)♀を先にケースに入れ、その上にそっと♂を乗せます。

3)♂、♀ともに成熟している場合は、そのままペアリングを開始してくれます。

とはいえ、生き物です。お互いに無反応ということや、♀が逃げ惑うこともあります。それが30分も続くようであれば日を改めることをおすすめします。

詳細はこちらから!

《カブトムシ・クワガタのペアリング方法》

□□□ 幼虫の育て方 □□□

【お勧めのエサ】

通常のカブトマットで問題ありません。完熟系のマットを使用しましょう。

添加の強いマットは苦手の様で、幼虫時期によく☆になることが有ります。

【えさ交換回数】

♂♀ともに1,500CC程度のボトルで、交換は途中3〜4回でOK。

【設定温度】

20〜26℃と守備範囲は広い方ですので、それほどシビアではありません。

【孵化から羽化までにかかる時間】 25℃で通年管理の場合は12~18ヶ月程度でしょうか。

♀のほうが1~2ヶ月ほど早く羽化します。

ですが、休眠期間に温度調整などで合わせることが出来ますので累代はし易いと思います。

※管理環境(管理温度、飼育するエサ等)の違いによって個体差があります!

この記事は2023年4月の記事です。

トレンドが変わったらまた追記していく予定です。

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2023-09-18

ゴホンヅノカブトが到着しました。

ーーーー六脚堂 飼育レポートーーーー

【23年9月18日】

ずっとやりたかったゴホンヅノ。。。

コロナのお陰で全然入ってこず。飼育品でも3万円を超える値がついておりなかなか踏み切ることが出来ずにいましたが、やった輸入も解禁され価格が落ち着いてきたときにゲット出来ました!

うちにやってきた子はもう羽化から約1年が経っており、休眠が長いと言われるゴホンヅノでも割りとすぐに動くだろう、というタイミングの子を迎え入れることが出来ました。

産地:タイ ドイサケット

累代:♂ WF1 ♀WF2×2頭 

羽化日 :♂♀ともに 2022年10月羽化   

プラケースにテープ止めで無事に到着。

筒型のボトルには♀。

こっちのケースには♂が入っていました。

まだ未後食なので、とりあえず休眠するためのケースを作りましょう。

クリアスライダー(小)に、広葉樹マット(小動物のふんわりベッド)を引き、加水します。

しっかり潜ることができるくらい入れましょう。

キッチンペーパーにも加水して被せておきます。

乾燥対策と、動き始めたときにわかりやすくなるためです。

【23年10月29日】

♀2頭が後食を開始しました。

♂はまだ居眠り中なので、♀は21℃管理。♂は25℃の部屋で管理します。

羽化ズレはないものの、休眠に1年を要するゴホンヅノカブトは後食開始のズレが出てきますね。それをできるだけ♂♀のタイミングを合わせようということで、温度の差を付けて合わせるわけです。

【23年11月9日】

狙い通り♂が後食を開始しました!

ここからは同じ温度帯で飼育を行い、♂のゼリーの食いつきが全開に達したらいよいよペアリングです!!

♀は16gをすでに1日でペロリですので、充分出来上がっていますね。

休眠が長いので、後食が始まったらすぐ行けそうな気もしますが、ここは焦らず待ちましょうか!

【23年11月23日】

♂が全開です!18gゼリーを1日で完食を3日続けましたのでGOサインです。

♀は2頭体制。AとBラインとして管理を行います。

まずはAから仕込みます。

やはり材の上だとすぐに始まりますね。

スタートまで10分程度。♀はじっと構えていましたが、♂はドクンドクンしているだけ。

なので、♀のお腹の下に細い棒をいれ、少し上下に煽ってあげます。その振動を♂は求愛と感じ取り、ガチッと体制に入ります。

タランドゥスなんかもこれで始まったりしますので、カブトムシもクワガタもこの方法は有効かも知れませんね。

その間に、産卵セットを組んでしまいましょう。

マットはビルマニクスゴホンヅノで使用したのをもったいないので使いましょう笑

完熟マットに、ヤフオクで購入した安いバンブーマットです。ゴホンヅノは♀のポテンシャルが大事で、産む子はガッチリ。渋い子は全然。という宝くじみたいな感じらしいです。

今回は2頭体制なので、あまりマットにはこだわりませんでした。(まあ、産むでしょうと楽観視していました。)

ケースはクリアスライダー(ラージ)です。コバエシャッター中だとスペースを少し取ってしまうので一回り小さいクリアスライダーをチョイスしました。

♀のサイズの割にちょっと小さいかな?とは思いますが採卵を7日ごとに行おうと思っていますので大丈夫。

バンブーマットは目が粗いため、握ったときの塊を意識すると加水し過ぎちゃうので、少ないかな??というくらいで抑えましょう。べちゃべちゃになります。

で、プレスしていきますがクリアスライダー本体の足の部分。この出っ張りのせいでぎゅうぎゅう押していくと、たまに底が割れます。なので、

足を浮かせるための文庫本や漫画本などを下に引くと割れません。参考までに。

で、下を4割をぎゅうぎゅうに詰めます。あたかも、地面に溜まった腐葉土が重みで固まっているところをイメージして。カッチカチにしてください。

あとは7割くらいまでパンパンと押さえつけるくらい。

これ以上入れてしまうと、♀が潜って歩くことで、蓋にくっつくまでマットが盛り上がります。すると♀が表面で休んだりゼリーを食べられなくなるので注意です。

※コバエシャッターやコバエ抑制ケースだと、蓋面に上部のストロークがあるのでいいんです。ただ六脚堂は産卵セットを置く高さの関係上コバエシャッターが置けないのです笑

はい、最後に転倒防止材を入れて完成!

早速入ってもらいましょう。管理温度は25〜6℃帯へ置くことにします。

【23年11月28日】

ゼリーチェックを行います。

まだ入っていますね。ということは食べずにすぐ産卵スイッチが入ったということでしょう!

お!側面に1つ卵が見えています!

♀が出てきたら取り出して、このケースはそのままにしてみようかと思っています。

次回の報告をお楽しみに!

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2024-02-17

ゴホンヅノカブト、♀Aの産卵セットを解除!

ーーーー六脚堂 飼育レポートーーーー

【24年1月某日】

念願のゴホンヅノの入手からはや5ヶ月。休眠が空けるまでの間もどきどきわくわく。産卵セットを組んで、ガッチリ卵を産んでいることしか頭には有りませんでした。さて、2♀体制でどこまで産んでくれるでしょうか!

昨年11月に組んでいた産卵セット。いざ出陣!!! 

蓋を開けると、雰囲気は良くない!!!笑

※なんとなく蓋を開けると、産んでいる雰囲気と層じゃない雰囲気があるんですよね〜。

で、もともとはこれですよ。清涼感がありますね笑

ゔあん!!開封!!

「0個」です。うーむ。マットは前回の機序の通り、月夜野きのこ園さんの完熟マットにバンブーマットをブレンド!(ビルマニクスゴホンヅノの産卵セットの中古です。)

横から見えていた卵は消失しておりました。。。無精卵だったのでしょうか。嫌な予感は的中ですね。

まあまあまあ!! トランキ〜ロ!!あっせんなよ。

こんなこともあろうかと、12月に活動を開始した♀Bがいたわけで、組んであるんですよ。

おおおお!!!

1頭出てきました笑

ここからは、少しワープします。(写真の取り忘れ・・・。)

1月に2回目のセットを組んでいた♀A

今回は、アルプスマット(発酵浅めの添加マット)+バンブーマットです。(7:3くらい)

マットの匂いがいまいち。

結局坊主です。

しかしながら、マットに変化をつけてMDクラフトマットとバンブーマットを半々で作っておりましたところ、1月3日〜2月3日の1ヶ月間仕込んでいたセットから卵が「22個」採れました!!

MDマットいい感じ!!

産み初めたものの、3回目は見事に坊主。うーん。クセが強い。。

ここからちょっとしたパーティがはじまります。3回目のB♀がやってくれました!!

なんと17頭採れた!!!やったぜ!!

ひとまずこの子達は、多頭飼育で行きます。MDクラフトマットが良かったようなので、これにアルプスマット(添加カブトマット)を半分混ぜて5・6・6頭に分けます。

まずは完品羽化まで持っていきたいですね〜。

なお、卵で撮れたA♀の22個は全滅しました。かかっていなかったのかも知れません。

まあ2♀でできて残せただけラッキーです!

※本記事は、産卵セットを空けるタイミングなど写真を撮れていなかったことも有り、若干時系列がぐにゃっとしておりますがご了承ください〜。

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2024-04-20

ゴホンヅノカブト、マット交換です。

ーーーー六脚堂 飼育レポートーーーー

【24年4月20日】

Bラインから出てきた17頭の幼虫。これを多頭でケースを3つに分けておりました。

この子らをそろそろマット交換をしようと開いてみたところ・・・。わお。

5頭とは言えこんなにたべるのか・・・。

失敗した。。。

とりあえずやせ細っていないだけギリギリセーフ・・。

もう一つのケースも。1頭出てきてしまっている。。。

とりあえず大丈夫、元気なようでひと安心。。。

17頭は大体同じくらいの体重でした〜。

この子達も皆3令になったので、もうマットを混ぜることはせずに「TENRYU アルプスマット」のみで行きます。

ゴホンヅノカブトは割とバンブーマットじゃないとだめだ、腐葉土を混ぜたほうが良い、無添加じゃないとだめだ、などいろいろ情報がありますね。

アルプスマットは廃菌床の添加マットです。月夜野さんのきのこマットが、添加されているというイメージでしょうか。50Lで送料入れて2000円以内で購入できます。なにせ激安で助かります。

すべて、1400CCのボトルに引っ越ししました。

タイミング的にそろそろ限界な見た目になってきていたので、マット交換を行います。

17頭がすべて無事だと良いのですが。

はい。3ヶ月経ったものでマット交換に入ります。

マットは、TENRYUアルプスマットで通します。バンブーマットじゃなくても行けるよ。というところの実験でしょうか。

アルプスマットは廃菌床添加マット。これで大きくなってくれれば御の字なのですが。

まずは。落ちてしまった子を先に。37gあった♂だったのですが。。

☆になってました。

※私はできるだけダメになってしまった子の写真も載せております。この飼育ブログを参考にしている子どもたちにも、ちゃんとロストするパターンも見せておいてあげたいという方針です。(不特定多数が目にするかも知れないSNSに、UPするようなことは流石にしません。)

2頭目

26g→36gへ。ジャンプアップですね。ゴホンヅノは90mmオーバーさせるには60gは必要ですから、もうひと伸びです。今は孵化して半年だと考えるとまだまだ行けそうです。

2頭目。この子はだいぶん黄色いですね。蛹化前にしてはちょっと早すぎかも。

31g→36gの微増。うーん。相当黄色い。

ゴホンヅノカブトは孵化から羽化まで早い♀だと8ヶ月で羽化。大きな♂で1年と8ヶ月くらいかかるので、この子はもしかしたら相当早い部類かも知れませんね。

3頭目。27g→42g。エグい伸び率です。この子は♂。期待のホープです。

4頭目。31g→36g。微増。

添加マットがあってないのかな〜と思いつつ、3頭目みたいに伸びる子もいるのでなんとも。

廃菌床マットとクヌギ系のマットと分ければよかったかもです。しかし、やすいマットを使うと通常の良いマットの価格は払えなくなりますよね笑

また、この子は土がカラダにくっついてしまっているのでうまく成長してくれるかが微妙かも知れません。

5頭目。29g→30g。

6頭目。この子はマットの上に出てきていました。危ない危ない。このパターンは1頭目の様に、マットの上でそのまま☆になるパターン。間に合って良かったです。

7頭目。24g→37gなのでいい感じの伸びです。

8頭目。26g→27g。土まみれなのでこの子も伸びないのかも。メスだからいまいち伸びていないのかもかも知れません。

どんどんいきましょう!

9頭目。37g→46g。これもジャンプアップですね。次で60gまで届いてくれればよいのですが。

ちなみにこの子のボディに赤い点々が出ています。これが成長に悪い影響を起こさなければ良いのですが・・。

10頭目。36g→42g

11頭目。フンの様子が他のボトルの違う子が出てきました。ゴロゴロに食べています。これは期待!

38g→53gです!

これは60gオーバーの期待がかかる子ですね!

12頭目。30g→35g。この子もかなり黄色くなっています。

メスの羽化が早くても、休眠が1年ありますので羽化連れ対策をしておけば帳尻は合わせられるのがゴホンヅノの良いところかも知れません。ミヤマもそうですよね。

羽化連れ対策のページはこちら

13頭目。31g→34g。「のび太さんのエッチ〜」のポーズ。

14頭目。35g→36g。微増です。この子も黄色いな〜。

15頭目。31g→34g。フィリピンバナナ。

16頭目。ムム。地表まで通り道ができている。。これは蛹室を作っている最中??

でも天井開けっ放しで作るもんかな。これはちょっと難しいので交換はスルーです。

実は最後の17頭目も写真撮り忘れましたが、同様な状態でした。

これもスルーです。

次は10月末に交換ですね。今回はマットの状態が各ボトルばらばらでした。カサカサのもの。パウダー状のモノ。ドロドロになりそうなもの。

温度帯を24〜25℃のスペースだったのでマットの状態が悪くなっていました。これをうまく解消していかないと、幼虫たちの成長もまばらになってしまうはずです。

このことを伝えているブログはあまりないので、今度特集にしたほうが良いと思いました。

ゴホンヅノの記事はWEB上にあまり多くは無いので、積極的にあげていこうと思います!

お楽しみに!!

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2024-10-19

今期もゴホンヅノカブトやります。

ーーーー六脚堂 飼育レポートーーーー

【24年10月19日】

前期の幼虫たちも順調に育っていますが、今季もWDのペアを導入しました。

なぜなら、11月23・24日に『〜親子で学ぶ〜クワガタ・カブトムシの小さな博覧会』が開催されるに当たり、子どもたちにどうしてもも見せたい!親御さんの驚く顔が見たい!

ということでゴホンヅノを仕入れたわけです。

ヘラクレスの大きさに、大抵の初めて見る親御さんは大きさにびっくりしてくれるし、子どもも大興奮なわけですが、このゴホンヅノもそれ相当なインパクトがあるんですよ。

なんせ、ヘラクレスのように存在を知ったうえで、大きさに驚くのと、存在を知らないで初対面のゴホンヅノは最高のカブトムシなわけです。

思えば、コロナ中の輸入規制がかかっているときは一時期ペアで50000円以上もの価格をつけていましたが、ブリード品も増え2024年には6000円から10000円で購入できてしまうわけです。

ということで、せっかくですから『増やしたい』わけです。

WDなのでペアリングも不要と思われますが、『増やしたい』のでペアリングします。当初はWDなので一ヶ月、イベントまで確実に生かしておきたいので掛けるつもりも無かったのですが、確実性を思わず取ってしまいました。。。

ペアリング風景はこちらからどうぞ

前回は産卵セットにバンブーマットと完熟マットのミックスでちゃんと成果を上げていたのですが、データも取りたいので変えて見ました。

下の層:黒土マットをガチ詰め

中の層:完熟マット(中古)とバンブーマットのミックスをやや固く詰め

上の層:ギラファの幼虫飼育で交換の際に出てきた完熟マットをふんわりと

こんな感じです。

なんとなく層になっているように見えるでしょうか?

バンブーマットは効果があるのかどうかはわかりませんが、実は昨年使用したものの残りです。

幼虫飼育については、添加強めのカブトマットでも成長しているのでバンブーマットが絶対!というわけではなさそうです。

あとは、大きくなるかどうか。という部分ですね。

17頭中、1頭☆になっていたわけですが、BE-KUWAのカブト飼育ギネスで掲載された個体の飼育コメントには

・14号(2005年) 56g・・・成虫体長89.0mm

・27号(2008年) 66g・・・成虫体長93.4mm

とありますので、60gを目指したいところなんですよね。2回目の交換で50gを超えていたのが1頭だけなので、育たないことはないが大きくはならない。という結果。

今回は別のマットで幼虫飼育していこうかなと思っています。

ハマるとたくさん産んでくれる子なので、うまくセットハマってくれるといいなー。

あとは、♀の当たりハズレが大きいとも聞くので、当たり♀であることを祈ります!

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KAZ.YOSHII

映像・WEB・システム開発の会社「WILLPLANT」の代表取締役。

会社内で、幼虫飼育1000頭を行なっているカブクワおじさんでありつつ、ラジコンバギー(ストック)で2022年、全日本16位(JMRCA)。

カブクワバトル動画、カブトコロシアムの主宰でもある。

WILLPLANTのWEBはこちら コンテンツ制作:カブトコロシアム

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