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オーベルチュールクロツヤシカクワガタの飼育方法|ペアリングから幼虫飼育まで

KAZ.YOSHII

中国の雲南省の一部とベトナム北部に生息するクワガタで、日本で流通している生体はほぼ、ベトナムのハザンという地域のものがほとんどです。

ベトナムは縦に非常に長い国で、首都のハノイから更に300キロ北上した、ベトナム最北端。中国の雲南省との国境に位置しています。しかも、現代に残る唯一の秘境。とも呼ばれ、少数の山岳民族が暮らす地域。

生息地から想像すると、とてもロマンを感じますよね。

もしも、オーベルを手にしたならこのページを御覧ください。TNK JAPANという旅行会社様の記事ですが、本当に秘境!!飼育にも熱が入りますよ。

    オーベルチュールクロツヤシカを飼育している人はメジャー種に比べるととても少ないので、是非機会があればリアルで見てほしいです。その理由は全身の光沢感!その光沢はタランドゥスオオツヤクワガタと同レベルといっていいほどです。

    特に♂は赤みのかかったツヤボディがなんとも言えない所有感を引き立たせています。

    学名の「Pseudo」とは、「偽物」という意味なので、オーベルチュールニセシカクワガタ、とも呼ばれることがあります。

    サイズは、♂:30.0mm - 60.0mm 程度 ♀:25.0mm ~ 36.0mm 程度です。

    2025年のBE-KUWA飼育レコードは、62.3mm。

    和名:オーベルチュールクロツヤシカクワガタ

    学名:Pseudorhaetus oberthueri

    なおシカクワガタと呼ばれてはいますが、実はシカクワガタ属(Rhaetulus)ではなくニセシカクワガタ属(Pseudorhaetus)に分類されます。

    現在は3種類(2種1亜種)知られており、基準種であるオーベルチュールクロツヤシカ以外では、

    ・中国本土に生息するチュウゴククロツヤシカ

    ・台湾に生息する亜種ザウテルクロツヤシカ

    がいるのですが、累代の難しさ(羽化ずれが激しい)からか、F3とかF4での成虫が販売されているのをあまり見ません。

    六脚堂に来たこの子は43mmと小さめです。

    ♂ほどワインレッド感はありませんが、足の赤みがとても美しいです。

    これはいい写真。胸部の黒いエッジ感。

    足の赤みが浮き出る様。ボディの光沢。これだけで、たくさんの人に飼育して欲しくなる種です。

    ここからはオーベルチュールクロツヤシカクワガタの飼育方法を六脚堂の飼育方法や定説として言われている方法を掲載しています。

    飼育する環境、地域、生体そのもののポテンシャルも大きな要素となりますので、あくまで参考としていただければ幸いです。

    寿命:

    6ヶ月程度。ペアリングすると短くなります。

    あまり長くはないので、ブリードしたい方は羽化日、後食日はしっかりと管理しているところから入手できるといいですね。

    飼育の適温:

    19〜24℃程度

    低めの温度のほうがコンディションは良さそうです。

    成虫育成メモ:

    羽化してから4〜6ヶ月ほどでエサを食べ始めます。どちらかというと少食ですね。

    ♂♀を同じケースで飼育することは避けて別々に管理しましょう。

    卵を産ませるにあたっては♂♀それぞれが成熟していて、交尾・産卵可能な状態で

    あることが必要になります。

    羽化日、後食開始日、後食開始から成熟までの個体差もありますのでこの情報を鵜呑みにしないようご注意ください!

    後食開始後、ゼリーの減り具合が♂♀早くなってピークを感じたらペアリングさせましょう。

    【産卵セット】

    材産みで、転がしよりは埋め込みで。

    水分量は多くもなく少なくもなく。ギュッと握って固まりが出来る程度。(水が染み出るようでは多すぎです!)

    《材を使った産卵セット》

    【推奨温度】

    19〜24℃程度。

    【ケースサイズ】

    中ケース程度で良いでしょう。材の大きさ、本数に合わせて用意しましょう。

    《ケースサイズ表》

    【お勧めのエサ】

    発酵マット、菌糸、どちらでも。菌糸の場合はカワラがおすすめ。

    こだわると、オガはブナが良い結果が出ているというブログも有りましたね。

    【えさ交換回数】

    ♂♀ともに800CCボトルでOK。交換は途中1〜2回。

    割り出しのタイミングによっては1本で羽化可能です。

    【推奨温度】

    20〜22℃程度。低過ぎると蛹化の際に不全が出やすくなるようです。

    【孵化から羽化までにかかる時間

    10~12ヶ月程度です。

    ※管理環境(管理温度、飼育するエサ等)の違いによって個体差があります!

    この記事は2025年4月の記事です。

    トレンドが変わったらまた追記していく予定です。

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    2024-08-24

    オーベルの幼虫飼育がスタート。

    ーー六脚堂飼育ブログーー

    【24年8月24日】

    皆さんこんにちわ。六脚堂です。

    今月は増種月間ということで(毎月ですが)、イベントでまた衝動買いです。タイトルの通り、オーベルチュールクロツヤシカクワガタ。

    幼虫がお手頃価格になっておりまして、それはもう即決でした。

    孵化から約1ヶ月のWF2。

    羽化ズレが激しいと言われる種ですが、うまくいくのでしょうか。

    できることなら大きくしたい。大きくするなら菌糸だろうと。

    菌糸ならカワラが良いようです。

    一ヶ月マット生活をしていたので、自詰めしたカワラカップへ引っ越しさせます。

    大きく育ってよ〜。ツヤツヤのオーベルが見たい!

    そういえば、クロツヤシカという名前だけど、赤ドンキみたいにワインレッドが浮き出るんだよな。「オーベルチュール赤ドンキみたいなツヤシカクワガタ。」

    ぽいぽーい。

    これはちょっと小さいかな・・・。大丈夫かな・・。

    ということで5頭の引っ越しが完了!

    プリンカップって、積み重ねられないのでケースにいれると重ねられるのでいい感じですよ。

    手前のケースはハイチュヌスコクワ。同じくカワラ菌糸で管理しています。

    【24年11月6日】

    3ヶ月経ち、菌糸も劣化してきましたのでそろそろボトルへ引っ越ししましょうか。

    お!まるまるした子が出てきました。よかった。。

    卵巣が見えないので♂かな。

    うむ。♂だな。

    大きくなれよ〜。

    と言いつつ。上のケースの写真の通り、1頭☆で4頭になってしまったのです。

    初令の小さすぎた子です。あわてて早くいれるのはやっぱだめだな。

    安全に発酵マットにしておけばよかった・・・。

    ペアが出てきたらとてもうれしい。

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    2025-01-27

    オーベルが蛹化しました。

    ーー六脚堂飼育ブログーー

    【25年1月27日】

    24年7月孵化の幼虫ちゃんが蛹化しました。この時期からと考えると♀確定です。

    写真をご覧の通り、顔が♀ですね。まずは完品羽化を目指します。というのも、実は残るは2頭の幼虫のみ。

    温度管理の失敗でもなんでもないのですが、2頭☆になっておりました。

    この子はまだ幼虫ですかね。ライトを当ててもちょっとわかりませんね。

    ゴロゴロ転がしたりはしたくないのでこのまま放置です。♂を熱望!!!!幼虫であれ!!!

    【25年3月1日】

    5頭、購入した幼虫たち。

    残った2頭が羽化しており、もうそろそろ取り出しても良いな。ということで。

    かーーーわいーー。

    ボディのツヤも美しい!!!良いね!!!

    そしてもう1頭は!!!

    残念メス!!!!!

    ただ。やっぱり面白かったのは、先に蛹化した方は26mm。あとの方は31mmありました。

    あとは休眠が約6ヶ月ということで、気長に♂を探してみましょうか〜。

    なんて言いながら、もう到着しました。

    24年8月羽化の♂です。

    ちょい待て。♀が休眠半年したらこの子はもう☆にならないか??

    計算狂った笑

    ♀を23℃位で温めて、お寝覚めブーストかけてみよう!これも飼育実験ですね。様々データを取っていきたいと思います。♂WF2、♀WF2なので、まあ血の入れ替えもできると言うことで。

    まずは羽化後管理をうまくできればと思っています!!

    なお、ある方のブログを見ていると、幼虫飼育に難ありとのこと。F3あたりから☆になる幼虫が続出するとのこと。無添加マットだとその確率も下がるようなのですが、私もこのあといろいろ試したいと思います。

    オーベルのペアリングはもう少しお待ち下さい!!

    近況:

    飼育ブログもなかなかのボリュームになってきました。おかげさまで、見てるよ〜とか、知ってるよ〜と、北海道外の方からも言われるようになってきました。

    正直、ブログ書くのってしんどいんですよね笑

    写真で残すのがブログの生命線でもあるところもあるので、毎回写真を撮りつつフォルダにまとめて整理しておかないと、記事にならないこともあったりします。

    毎日記事を書く時間があるわけでもないし、でもマット交換や採卵のタイミングはやってくるわけで。

    なので、見てるよ〜っていう言葉が1番励みになります。いつもありがとうございます(^o^)

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    KAZ.YOSHII

    映像・WEB・システム開発の会社「WILLPLANT」の代表取締役。

    会社内で、幼虫飼育1000頭を行なっているカブクワおじさんでありつつ、ラジコンバギー(ストック)で2022年、全日本16位(JMRCA)。

    カブクワバトル動画、カブトコロシアムの主宰でもある。

    WILLPLANTのWEBはこちら コンテンツ制作:カブトコロシアム

    《Xのアカウント》

    X:@kazuhiroyoshii