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カブトムシ

マルタバンメンガタカブトの飼育方法|ペアリングから幼虫管理まで

KAZ.YOSHII

『マルタバンメンガタカブトとは』

マルタバンメンガタカブトはインド、タイ、中国南部に生息しています。

オオツノメンガタカブトと同種のカブトムシになります。

6本の全ての脚が短く、脛節が広い形状で爪も短いのが特徴で、樹につかまる生活ではなく、土壌に潜るために都合の良い体の形状をしています。

メンガタカブト属「Trichogomphus」(別名コブサイカブト属)は、サイカブトの仲間は5cmを超えるものが多く、本種はサイカブトの仲間としては比較的大きい部類に入ります。

前胸部が独特の形状でお面の形を想像できる事から和名でメンガタカブトと名付けられています。

同種と言われているオオツノメンガタカブトは名前の通り、ツノの形状が高くそびえ立っています。

※写真はオオツノメンガタカブト

サイズ的には♂は40~65ミリ程度、♀は40~45ミリ位です。

顔はとても愛らしくキュートです。足が短いところもアンバランスでおもちゃみたいです。

どことなく既視感のある顔立ち。

上から見ると。なんとも言えないフォルムが可愛らしい。

オオツノメンガタカブトの♀にはツノがあるのですが、

マルタバンメンガタカブトの♀はツノがありません。

ツノがない分、足の短さを♂ほど感じません。胸部の点刻とつやのある部分がとても特徴的。

木の上では動いてしまってツーショットが取れませんでした。

六脚堂でも飼育チャレンジをしていますが、まだ卵を産ませるに至っておりません。

メンガタカブト。この飼育法をマスターしたらヒーローになれますね〜。タランドゥスやババオウゴンオニなんかも、カワラ材で育つことが発見されるまでは難関首都言われていたんですよね。

和名:マルタバンメンガタカブト

学名:Trichogomphus martabani

和名の別の呼び方として マルタバンコブサイカブト、コブサイカブト、メンガタカブトと呼ばれています。

♂の裏側。頭部の両サイドの張り出しがなんとも言えませんね。

♀の裏側。こう見ると符節が短いのがわかります。

このページではマルタバンメンガタカブトの飼育方法を六脚堂の飼育方法や定説として言われている方法を掲載しています。

飼育する環境、地域、生体そのもののポテンシャルも大きな要素となりますので、あくまで参考としていただければ幸いです。

□□□ 成虫の飼育の仕方 □□□

寿命: 

成虫の寿命は2年近く生きたという報告もあり。

飼育の適温:

22〜25℃程度

成虫育成メモ:

深いケースに入れると♂♀ともにずっと潜りっぱなしになります。

せっかく可愛いのに鑑賞できません笑

それ以外は、カブトマット+竹マットで産卵した。くらいの情報しかありません。すみません。

□□□ 卵の産ませ方 □□□

飼育個体が出回ることは無いため、ほとんどがWD。(野外採集)

そのため交尾・産卵可能な状態であることがほとんどではありますが、販売に回るほど幼虫も生体も累代品は見ることはありません。

産卵方法はマット産み。(と思われる)

情報収集をしてわかっていることは、黒土系や腐葉土、使用済みマットなどをまぜたもので

結果が出ているようです。

産卵管理適温: 

25℃前後

産卵数の目安:

5〜10個程度???

□□□ 幼虫の育て方 □□□

六脚堂の生体ではありませんが、羽化個体のyoutubeを発見しました。

ご参考までにどうぞ。

https://www.youtube.com/watch?v=xLIdIp0xQ9I

【えさ交換回数】 

??

【設定温度】

25℃前後??

【孵化から羽化までにかかる時間】  

謎に包まれています。

とにかく謎の多い種です。

現在絶賛飼育中ですので、六脚堂飼育情報を継続して載せていきますので

お楽しみに!!

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2024-04-04

マルタバンメンガタカブト、WDが到着!

ーーー六脚堂飼育ブログーーー

【24年4月4日】

WDペアの個体を2ペア購入。

スペックは、

産地:タイ チェンマイ ドイプイ

サイズ:L(2ペアとも65mmオーバーです)

累代:WD

状態:1♂は後ろ足爪掛け

オーナーさんも、難関なのでマットなどのアドバイスはできないと!

ただし、♂♀一緒に入れたほうが良いとのことで、セットを組んでみました。

いろいろブログを読んでみたところ、竹マット入が良いとか、微粒子が良いとか。

情報は錯綜しています。

竹マットは空間があくので空気の入りを良くする必要ありかな?

糞入りのマットで粘りがあったほうが良いと真逆のブログも。

六脚堂では、中粗めのカブトマット。(アルプスマット)と微粒子のノコギリクワガタで

使った中古マットを混ぜて、加水多めで組んでみることに。

2ペアいるので同じものを組んでみました。

こちらがAライン。ペアで入れた方が結果が出やすいと聞きましたのでペアで投入。

そしてBライン。同じくペアで投入。

両方ともに、4月7日にセットを23〜24℃帯で管理。

【24年4月19日】

では、約1週間が経ったので開いて見ましょうか。

まずは1セット目。Bです。

ゼリーはほぼ手をつけていませんでした。変色しています。

表面の雰囲気は悪くないですね。

角にメスが突き刺さっています笑

すべて崩してみましたが、卵は見つからず。

マットもカチカチにしましたが、水分が少し抜けてボロボロと崩れてきます。

2セット目もおなじセットだったのですが、同様に0でした。

とりあえず、両ペアとも生存です。

少し休ませようかと思いましたが、ゼリーを投入しておけばよいだろうと思い、次のセットを組んでみます。

ゼリーを入れても、さほど食いついてはいませんでした。

最初のセットは割と荒い感じだったので、今回は粘りを効かせるために黒土マット7割。

加水は不要なくらい湿っているのでそのままで。

3割を完熟マットで。

中古のヘラクレスの糞や、落ち葉を入れたりなど変わったことはせずに、まずは王道で。

混ぜ込みます。ダマになっている部分は丁寧に潰しておきます。

握って塊ができる。

加水をしなくても、黒土マットは結構な水分量なので手袋もいい感じで汚れます。手袋が汚れないならそれは水分が少し不足している証拠です。

握って染み出ない程度にしました。

4割固く詰め、4割は手で押さえつけるくらい。2割サラッと引いただけ。

これで2回目に入ってもらいます。

管理温度は、前回23~24℃。3日ほど置いてから雰囲気を確認して、変わらなければ温度帯をあげてみます。

同じセットでもう1ペアを入れてみます。

これでうまくいくでしょうか。できれば卵、孵化。羽化まで持っていきたいな〜。

この子達だけ見ていられるなら、突き詰めて行くことも可能なのですが。。できるところまでやってみましょう!

スイッチさえ見つけられれば最高ですね!頑張ります!

この記事は2024年4月の記事です。

トレンドが変わったらまた追記していく予定です。

☆☆☆☆☆ 今回使った用品はこちら ☆☆☆☆☆☆

マットは月夜野きのこ園、 完熟マット 黒土マット

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2024-07-05

マルタバンメンガタカブト、2回目の採卵は!?

ーーー六脚堂飼育ブログーーー

【24年7月5日】

1回目のセットが、2ペア共に0だったのを受け、続けざまに組んだ2回目のセットが5月19日。

やや2ヶ月が経とうとしておりました。

すみません。「どうせ無理でしょ。」という気持ちが先行して、心の何処かで見たくない・・。という思いが勝ってしまっていたのかも。

ということで、重い腰をあげて開けてみました。

Aラインの♀が☆になってました。♂は元気でとりあえず安心。全滅はきついので。

まあ、期待もしてませんので、卵もありません笑

オオツノメンガタカブトもそうですが、マットのバリエーションを変えても、落ち葉を混ぜても、糞を混ぜても、水分たっぷりにして発酵して泥状になっても、なんせ産んでくれません。

こちらのセットも0個。

Bラインは♂も♀も元気でした。安心。

なんだか、卵や幼虫が採れたとしても、羽化させられるか。という問題もあります。

札幌のショップオーナーさんも、お客さんで産ませた人見たこと無い。という言葉の通り、きっと今の日本には無い何かしらのセオリーが秘められているんでしょうね。

ババやタランドゥスもそうだったと聞きました。

5年後にはセオリー見つけられるかな〜。

カブト派の私としては攻略したい、メンガタカブト。ちょっと心が折れているので、次に組むのは数カ月後にしようと思っております。(この子達は長生きなので!)

この記事は2024年7月の記事です。

トレンドが変わったらまた追記していく予定です。

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KAZ.YOSHII

映像・WEB・システム開発の会社「WILLPLANT」の代表取締役。

会社内で、幼虫飼育1000頭を行なっているカブクワおじさんでありつつ、ラジコンバギー(ストック)で2022年、全日本16位(JMRCA)。

カブクワバトル動画、カブトコロシアムの主宰でもある。

WILLPLANTのWEBはこちら コンテンツ制作:カブトコロシアム

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