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ドルクスヤクシャ(タイリクツノボソオオクワガタ)の飼育方法|ペアリングから幼虫管理まで

KAZ.YOSHII

『ドルクスヤクシャ(タイリクツノボソオオクワガタ)』とは

ドルクスヤクシャは、台湾、中国: 雲南省(大理ぺー族自治州雲竜県、貢山トールン族ヌー族自治県独龍江郷)、広西チワン族自治区(猫児山)、チベット: 南東部、ベトナム: ハザン省、インド: アルナーチャル・プラデーシュ州(West Kameng)などに生息する中型ドルクス。

数年前まではまだまだ個体が少なく希少種とされていました。アンタエウスオオクワガタに似た外見で近年は累代飼育(WF1など)の個体も流通していますが、WILD(野生採集)個体も稀に輸入されています。

レコードサイズは:野外60mm 飼育58.3mm

※登録名は、ツノボソ(原名亜種)こちらが58.3mm。とツノボソ(中国四川東部〜台湾)こちらが52.3mmの2種で、原名亜種のほうがサイズは大きくなるようです。

 生息数も少ないヤクシャですが、2000年初頭から、地域による差異が認められ、現在の学名に落ち着いております。

産卵は決して難しくはないので、ぜひチャレンジしてみてください!

(なのになぜ流通が少ないのだろうか。ま、小さいからだろうね!)

和名:ドルクスヤクシャ(タイリクツノボソオオクワガタ)

学名:Dorcus yaksha yaksha(ネパール~インドシナ北部)

   Dorcus yaksha glacilicornis(台湾・中国)

♂ 39mm(WF2)。

(右の内歯が折れている個体です。)

小型アンテ風のフォルム。

小さいけど、しっかりとオオクワガタ。

所有感たっぷり。

大きさがわからない写真だと普通にオオクワで認識されそう。

この角度は幅もでて見えるのでかっこいいですね〜。

ぐいーん

♀33mm

ちいさいのにオオクワガタのそれですね。

ドルクスコブが2つ。

ベロが大きい笑

さあ、どのくらい産んでくれるでしょうか!

この子達の飼育記もアップしていきますのでお楽しみに。(たくさん生まれると良いのですが。)

ここからはドルクスヤクシャの飼育方法を六脚堂の飼育方法や定説として言われている方法を掲載しています。

飼育する環境、地域、生体そのもののポテンシャルも大きな要素となりますので、あくまで参考としていただければ幸いです。

□□□ 成虫の飼育方法 □□□

寿命: 

成虫の平均寿命は、1〜2年ほど。

※ペアリングの回数によっては短くなります。

飼育の適温:

18~22℃程度の低温がベスト。

成虫育成メモ:

およそ後食まで1ヶ月程度。成熟まではドルクス系なので羽化から1〜3ヶ月程度と考えます。

高温が苦手なので、温度管理さえできればブリードは割りと簡単な部類です。

□□□ 卵の産ませ方 □□□

卵を産ませるにあたっては♂♀それぞれが成熟していて、交尾・産卵可能な状態であることが必要になります。

羽化日、後食開始日、後食開始から成熟までの個体差もありますのでこの情報を鵜呑みにしないようご注意ください!

《ペアリング方法》

同居ペアリングがおすすめです!♀をいじめることも無さそう。

1)プリンカップなどに♀が潜れない程度のマットを敷きます。

    (隠れ場所として樹皮や専用餌皿があると良いです)

2)大きすぎないケースにゼリーを一つ置きます。

  (ゼリーが♂♀の出会いの場とするためです)

3)攻撃力の高いヒラタ系などは顎縛りしましょう。この種は縛らなくても問題は無いと思われます。

4)3〜7日同居させ、「メイトガード」していたらほぼペアリングが完了しています。

詳細はこちらから!

《カブトムシ・クワガタのペアリング方法》

【産卵セット】

マットにも材にも産みですので、微粒子マットに産卵木を入れましょう。

クヌギ、コナラなどの埋め込みセットで。やや加水は多めが良いと思います。

【ケース】

投入する材の大きさに合わせます。コバエ抑制ケース中サイズ(セパレートケース)くらいで良いのでは無いでしょうか。希少種なので、1回でたくさん取りたいときは大ケースなどに材を2〜3本入れるのも良いのではでしょうか。

《産卵セットのリンク》

《ケースのサイズ表》

□□□ 幼虫の育て方 □□□

【お勧めのエサ】

発酵マット飼育、菌糸はカワラで良い結果が出ているようです。50mmオーバーを狙うなら菌糸が良いでしょうね。

【えさ交換回数】

割り出しのタイミングにもよりますが、500ccのボトル程度で1本孵し。もしくは途中1回程度。プリンカップでも行けそうですね。

※温度やマットの劣化具合、食い進みにより変化はあります。

【設定温度】

20℃前後で管理するのが良いでしょう。できればもう少し低温が理想です。

【孵化から羽化までにかかる時間】

6〜10ヶ月程度。

※管理環境(管理温度、飼育するエサ等)の違いによって個体差があります!

この記事は2026年1月の記事です。

トレンドが変わったらまた追記していく予定です。

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KAZ.YOSHII

映像・WEB・システム開発の会社「WILLPLANT」の代表取締役。

会社内で、幼虫飼育1000頭を行なっているカブクワおじさんでありつつ、ラジコンバギー(ストック)で2022年、全日本16位(JMRCA)。

カブクワバトル動画、カブトコロシアムの主宰でもある。

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