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コンフキウスノコギリクワガタの飼育方法|幼虫期間から産卵セットまで

KAZ.YOSHII

『コンフキウスノコギリクワガタとは』

インド北東部,シッキム,ミャンマー北東部,ベトナム北部,中国(南東部)など広範囲で生息するノコギリクワガタの一種です。

ノコギリクワガタでは、おそらく一番有名であろうギラファノコギリクワガタとは近縁種なので、飼育方法はほぼ一緒です。

が、羽化後の後食開始まではコンフキウスのほうが長いです

サイズ感もギラファのように100mmUPが出る種なので、チャレンジしておきたい種ですね。

六脚堂に置いて、カブトもノコギリも大きいは正義です笑(コクワもたくさんいますが。) 

飼育レコードは106.9mm  。 野外レコードは 113mm (2024年ビークワレコード)

和名:コンフキウスノコギリクワガタ 

学名:Prosopocoilus confucius

♂の大顎は迫力抜群!(六脚堂飼育個体 ♂96mm  ♀48mm )

ギラファの様なアゴの湾曲も魅力だけど、この子の小さな内歯とギザギザが本当のノコギリ感なのかも知れない。

ぜひ英才飼育して100mmアップを出してみたいところですね。

真っ黒だからか、はたまた大きさが少し半端だからか、若干の不人気種の感じがしますね笑

実は産み渋る♀がいる。という情報もあったので、ペアの他に2♀補強しています。

飼育記もお楽しみに。

黒く艶があるボディは悪くないんですけどね。

近縁種だけあって、ギラファの♀に似ています。

混ぜて置かれたら判別が難しいかもです。

ここからはコンフキウスノコギリクワガタの飼育方法を六脚堂の飼育方法や定説として言われている方法を掲載しています。

飼育する環境、地域、生体そのもののポテンシャルも大きな要素となりますので、あくまで参考としていただければ幸いです。

□□□ 成虫の育て方 □□□ 

寿命:

 成虫の平均寿命は 6〜12ヶ月

飼育温度:

20〜26 ℃前後

(越冬はしませんので温度管理をしっかりしましょう。)

成虫育成メモ:

乾燥に弱い種なので気をつけましょう。また♂♀同じケース内で飼育するのは無謀です。♀が噛まれてしまいます。大きな♂を購入したときは、ケース内を仕切れるものよりは♂専用中ケース、♀専用小ケースとそれぞれで管理したほうが良いかもしれません。

4ヶ月半〜6ヶ月程度で後食を開始します。成熟の目安は後食から更に1ヶ月後。寿命は長いので慌てずににしっかりと成熟させたいところですね。

なお、六脚堂のこは、3ヶ月で後食を始めました。

□□□ 卵の産ませ方 □□□

卵を産ませるにあたっては♂♀それぞれが成熟していて、交尾・産卵可能な状態であることが必要になります。

羽化日、後食開始日、後食開始から成熟までの個体差もありますのでこの情報を鵜呑みにしないようご注意ください!

【成熟まで】

後食までは4〜6ヶ月程度。その後1ヶ月程度で、18gゼリーなら♂も♀も1日で食べきるくらいたくさん食べます。こうなったら成熟は完了。

たっぷりと食べさせて体力を蓄えてもらいましょう。また、ケースの蓋や横におしっこが付き始めたら成熟のサインです!

【産卵セット】

発酵マットのみでOKです。材があると材にも産みます。

水分量は多くもなく少なくもなく。ギュッと握って固まりが出来る程度。(水が染み出るようでは多すぎです!)

産卵セットの組み方こちらからどうぞ。

【ケースサイズ】

ケースは中〜大ケースが良いでしょう。

各種ケースのサイズ表はこちらから。

《ペアリング方法》

クワガタ系は、人がいると警戒心が強い子が多いので、同居ペアリングがおすすめです!

1)飼育ケースなどに♀が潜れない程度のマットを敷きます。

    (隠れ場所として樹皮や専用餌皿があると良いです)

2)大きすぎないケースにゼリーを一つ置きます。

  (ゼリーが♂♀の出会いの場とするためです)

3)この種は顎縛り必須です〜

4)3〜7日同居させ、「メイトガード」していたらほぼペアリングが完了しています。

詳細はこちらから!

《カブトムシ・クワガタのペアリング方法》

□□□ 幼虫の育てかた □□□

【お勧めのエサ】

菌糸ビン(オオヒラタケ菌)、を使います。ヒラタケでは無く、カワラでもOKです。

マットでも大丈夫です。発酵の深さもさほど気にせず使用が可能です。

【えさ交換回数】

♂は1本目に800CCボトルを使用し、2本目以降、1,500CC程度を使用。

これで交換は途中1〜2回です。

800サイズのボトルでも100mmUPが出せますが、さらに大型狙いの方は最後のボトルを1400や更に大きい2300にすることがおすすめです。

♀は最初から最後まで800CCボトルでOKです。

割り出しのタイミングが卵なのか、幼虫なのかでボトル交換のタイミングが肝になります。

タイミングとしては、産卵セットから割り出し後、プリンカップなどで2令幼虫まで育ててから、1400CCの菌糸ビンへ移行するというパターンもあります。

そのまま菌糸ビン1本で羽化させる場合は100mmオーバーが微妙になりますのでうまく2本目に移行しましょう。

【設定温度】 22~24℃程度が理想です。

【孵化から羽化までにかかる時間】6~8ヶ月と大きい割には早く羽化してくる印象です。大きめの♂だと12〜15ヶ月かかることも。

※管理環境(管理温度、飼育するエサ等)の違いによって個体差があります!

100mmを超える大型を狙うなら、3令からは設定温度を20度程度まで低めにして長く幼虫期間を稼げるようにしましょう。

この記事は2024年11月の記事です。

25年の2〜3月から、飼育記事が追加されると思いますのでお楽しみに!

トレンドが変わったらまた追記していく予定です。

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KAZ.YOSHII

映像・WEB・システム開発の会社「WILLPLANT」の代表取締役。

会社内で、幼虫飼育1000頭を行なっているカブクワおじさんでありつつ、ラジコンバギー(ストック)で2022年、全日本16位(JMRCA)。

カブクワバトル動画、カブトコロシアムの主宰でもある。

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