舶来 六脚堂

本能のままに生きる。
カブトムシ、クワガタをもっと知れるメディア

クワガタ

グラウトコクワガタの飼育方法|ペアリングから幼虫管理まで

KAZ.YOSHII

『グラウトコクワガタとは』

― 赤いボディで「くの字」の大顎 ―

グラウトコクワガタは、 オスで20mm前後、メスで15mm前後という、とても小さなクワガタです。 名前に「コクワ」と付く通り、れっきとしたドルクス属。 でも、日本のコクワガタを想像すると、少し裏切られます。

一番の魅力は、 「く」の字に大きく湾曲した大アゴ。 このサイズ感で、このアゴ。 赤褐色で光沢のある体と相まって、なかなかに色気があります。

日本に入ってくる野外個体は、 ゴホンヅノカブトたちとほぼ同じ時期で。 産地はタイ北部にあるナーン県からの個体が日本では流通しています。

情報が少なく、安定して入る種類ではありません。 その意味でも、知っている人達で争奪戦になるクワガタです。

飼育は、拍子抜けするほど簡単。 基本は国産コクワガタに準拠。 小型ケースでOK、性格も温厚で、オス同士でも激しい争いは少なめ。 メスと同居させると、一緒にエサを食べる姿もよく見られます。

丈夫で、個体によってはかなり長生きします。

ただし―― ここがグラウトコクワの罠。

産卵はします。 でも、続きません。

F1はそこそこ。 F2あたりから急に数が取れなくなり、 気づいたときには── あれ? もういない? となりがちなクワガタ。

飼育自体は簡単なのに、 血をつなぐのが難しい。

なので、ちゃんと向き合うなら 👉 最初から複数血統を揃えておくこと。 これは、六脚堂的にはかなり重要なポイントです。

  • 小さい
  • 美しい
  • 飼いやすい
  • でも、残らない

という、ちょっと不思議な立ち位置のクワガタです。

派手なサイズ競争とは無縁。 でも、あのアゴと色を一度見たら忘れない。

静かに、じっくり楽しみたい人向け。 六脚堂では、そんな一種として扱いたいクワガタです。

タイのナーン県は、ラオスの国境に隣接しています。

和名:グラウトコクワガタ

学名: Dorcus groulti 

このくの字を見た瞬間に手に入れたくなります。

完全にシャア専用です。

ガチーン!笑

お祈り中。

ここからはグラウトコクワガタの飼育方法を六脚堂の飼育方法や定説として言われている方法を掲載しています。

飼育する環境、地域、生体そのもののポテンシャルも大きな要素となりますので、あくまで参考としていただければ幸いです。

□□□ 成虫の飼育方法 □□□

寿命: 

成虫の平均寿命は、6ヶ月ほど。

※ペアリングの回数によっては短くなります。

飼育の適温:

20〜25℃程度

成虫育成メモ:

およそ後食まで2ヶ月程度。活動し始めたら寿命は長くないので早めにペアリングをしましょう。

温度管理さえできればブリードは割りと簡単な部類です。

□□□ 卵の産ませ方 □□□

卵を産ませるにあたっては♂♀それぞれが成熟していて、交尾・産卵可能な状態であることが必要になります。

羽化日、後食開始日、後食開始から成熟までの個体差もありますのでこの情報を鵜呑みにしないようご注意ください!

《ペアリング方法》

同居ペアリングがおすすめです!

1)プリンカップなどに♀が潜れない程度のマットを敷きます。

    (隠れ場所として樹皮や専用餌皿があると良いです)

2)大きすぎないケースにゼリーを一つ置きます。

  (ゼリーが♂♀の出会いの場とするためです)

3)攻撃力の高いヒラタ系などは顎縛りしましょう。この種は縛らなくても問題は無いと思われます。

4)3〜7日同居させ、「メイトガード」していたらほぼペアリングが完了しています。

詳細はこちらから!

《カブトムシ・クワガタのペアリング方法》

【産卵セット】

材にもマットにも産んでくれます。マットは産卵1番がオススメ。産卵木はコナラなど埋め込みセットにします。なお、材には表面産みしますので、短く切って縦に4〜5本入れ、周りをマットで埋める。そんなセットを組んで結果を出している方もいらっしゃいます。

【ケース】

投入する材の大きさに合わせます。クリアスライダーラージくらいで良いのでは無いでしょうか。多産種なので、1回でたくさん取りたいときは大ケースなどに材を2〜3本入れるのも良いのではでしょうか。ブログなど見ていると、1回で20〜30は産んでいるようです。

《産卵セットのリンク》

《ケースのサイズ表》

□□□ 幼虫の育て方 □□□

【お勧めのエサ】

菌糸(カワラ)、マットでもOK。

※添加マットは苦手と思われるので無添加を使いましょう。

産卵1番で羽化まで管理されている方もいらっしゃいました。

【えさ交換回数】

430ccのプリンカップで程度で1本孵し。もしくは途中1回程度。

※温度やマットの劣化具合、食い進みにより変化はあります。

【設定温度】

20〜25℃前後。

【孵化から羽化までにかかる時間】

5 〜7ヶ月程度。

※管理環境(管理温度、飼育するエサ等)の違いによって個体差があります!

この記事は2025年12月の記事です。

トレンドが変わったらまた追記していく予定です。

★★★★★★★★★★★★★★★★

たくさんの種類のカブクワ情報発信中です!

舶来 六脚堂(はくらい ろっきゃくどう)

X(旧Twitter)  ぜひフォロー& 通知を取ってください!

★★★★★★★★★★★★★★★★

KAZ.YOSHII

映像・WEB・システム開発の会社「WILLPLANT」の代表取締役。

会社内で、幼虫飼育1000頭を行なっているカブクワおじさんでありつつ、ラジコンバギー(ストック)で2022年、全日本16位(JMRCA)。

カブクワバトル動画、カブトコロシアムの主宰でもある。

WILLPLANTのWEBはこちら コンテンツ制作:カブトコロシアム

《Xのアカウント》

X:@kazuhiroyoshii