クワガタの飼い方に小学校2年生が挑戦!ギラファノコギリクワガタ
親子で楽しむ昆虫飼育の魅力
昆虫飼育は、子どもたちにとって大きな冒険です。
今回は、小学校2年生の男の子がギラファノコギリクワガタを育てる様子をご紹介します。
親子で一緒にクワガタの飼い方を学ぶことで、自然の素晴らしさや生き物への愛情を学び、成長を感じることができます。この記事では、ギラファノコギリクワガタの基本情報から飼い方まで、ステップバイステップで紹介します。
ギラファノコギリクワガタの基本情報
ギラファノコギリクワガタは、そのかっこいい見た目で多くの子どもたちに愛されており、クワガタ人気ではNO.1ではないでしょうか。
今回登場する男の子も、その見た目に惹かれ、昆虫に興味を持つようになりました。
ギラファノコギリクワガタは大きく、力強い顎を持ち、観察するのが楽しいクワガタムシの一種です。
「ギラファノコギリクワガタの詳細」はこちらから。
●まずは成虫を飼育する際に準備するおすすめのもの
ギラファノコギリクワガタを飼うために必要なグッズをリストアップしましょう!
1)飼育ケース
ギラファノコギリクワガタは、大型のクワガタに分類されますので、おすすめはクリアスライダー(ラージ)か、コバエシャッターの(大)です。
※♂と♀は別々に。仕切りのある環境で飼育しましょう。
2)昆虫マット
マットは成虫管理用の針葉樹マットを。
幼虫飼育用のマットでも構いませんが、コバエが出やすくなります。
3)エサ(昆虫ゼリー)
KBファームのプロゼリー。
100均でも昆虫ゼリーは販売されていますが、長生きさせたい場合はしっかりとしたメーカーの物をおすすめします。
4)温度計
飼育温度はクワガタ飼育ではとても大切です。ぜひ用意してください!
5)霧吹き
霧吹きも大切です。クワガタは乾燥に弱いので準備しましょう!
●飼育環境の作り方
飼育ケースのセッティング方法をステップバイステップで説明します。
- 飼育ケースの準備
- 飼育ケースに昆虫マットを敷きます。マットの厚さは5〜10cmが目安です。
- エサの設置
- 昆虫ゼリーを置きます。ゼリーの容器は固定して、転がらないようにしましょう。♂は大きな顎があるので端っこに置いてあると食べられないので注意しましょう。
- 温度計で室温を確認し、適温(20〜25℃)を保ちます。霧吹きを使って適度に湿度を維持します。
※こちらのページも参考にしてください!
子供がカブトムシ・クワガタを持ってきたらすること!
●ギラファノコギリクワガタの世話の仕方
ギラファノコギリクワガタの世話は比較的簡単です。以下のポイントを押さえましょう。
1)エサの与え方 昆虫ゼリーがなくなったら交換します。ただし、カビが生えたりした場合は、なくなる前に交換してください。
2)掃除 ケース内が汚れてきたら定期的にマットも交換し、清潔な環境を保ちましょう。
小学2年生がギラファノコギリクワガタの
産卵セット作りに挑戦!!
※ギラファに産卵させるには、先にペアリングが必要になります!
ペアリングはお母さんが行なってくれました。
こちらの記事で、ペアリング方法を紹介しています。
【24年5月20日 夜】
4月に知人から頂いたギラファノコギリクワガタのペア。「そろそろ卵を取りたいな〜」と思っていたとのことで、まずは産卵用のマットを作ってもらいます!!
1)マットを準備
月夜野きのこ園さんの完熟マット。(私のヘラクレスの産卵に一度使った中古です!)
ケースの中にマットをいれ、水を入れてこねます。上手にできるかな〜
※産卵セットの作り方に関する詳細記事はこちらから。
水分は、ぎゅっと力強く握って塊ができるくらい。水が染み出ない程度にします。水加減はお母さんがサポートしてくれたようです。
子どもの握力ではちょっと弱いので、水分が多くなってしまいますので注意ですね!
本人も満足げですね~!
次に、ケースの底から5センチほどまでガチガチに固めて詰めていきます。上手!
※この工程も、親御さんが最後は手伝ってあげてくださいね。とにかくガチガチにしますので。
次に産卵材を仕込みます。産卵材は、自然界にある朽木をイメージして加水しなければいけません。
ジップロックに産卵材を入れて、半日水に浸しました。浸したあとは、ジップロックから出して、家の中で陰干しを半日程度行なったそうです。そして、樹皮をマイナスドライバーでむいていきます。
次に、産卵材を先程のケースに入れ、半分までマットに埋めます。
※産卵材を使った産卵セットの組み方はこちらから。
なお、ギラファノコギリクワガタは、産卵木が無くてもマットに卵を産んでくれますので、絶対に必要なわけではありません!
使用したケースは、クリアスライダーラージです。
では準備が整いましたので、最後に♀のみをケースに入れます!ゼリーは2〜4個くらい入れましょう。産んで頂戴!!
本当なら、転倒防止に先ほど剥いた樹皮をひいておくといいですね!
3)ケースは産卵しやすいように、24〜25℃のに加温してできる場所に置いておきます。
札幌は5月とはいえ、15〜20℃くらい。まだ寒いので加温が必要です。加温できる場所などがない場合は、北海道なら6〜7月、もしくは10月後半くらいをめがけて産卵セットを組むのが良いですね!
Tさん宅では、お母さんが作った自作の段ボール温室がありますので、そこに置いておくそうです。
ここで段ボール温室も紹介しておきましょう!
ケースの大きさに合わせた段ボールをカットします。暖房は、真ん中に敷いてあるピタリ適温(1号サイズ)です。この商品は周囲の温度を一定に保ってくれるセンサーが付いているというスグレモノです。
しかし、このシートの上に直接ケースを置くのはNGなので、Tさんはトイレットペーパーの芯を半分に切って設置したそうです。
芯の上にケースを乗せることで、温度の調整をします。
なお、こちらのページで冬の成虫管理方法、段ボールや発泡ケースを使った簡易温室の作り方を紹介しております。
Tさんはスーパーで段ボールをもらってきて、2個連結させたそうです。これで十分!!
【24年5月22日 朝】
産卵セットを組んで、3日後。
親子で産卵セットのケースを確認したところ、「おかあさん!!卵が見える!!」
なんと3日で卵を産んだそうです。ギラファは割と産卵し易い種ではありますが、これは感動ですね!おめでとうございます!
ここで注意です!!
Tさんのオタクではそれほど飼育スペースを取ることができません。
10頭だと流石に多い。。。とのこと。
そこで行なったアドバイスとしては、1週間ほどで一度♀ちゃんはご飯を食べに出てくるので、そこで回収してくださいとお伝えしました。
その後は、1ヶ月半くらい保管してから、幼虫でとろう!と。
Tさんのオタクではそれほど飼育スペースを取ることができません。
このあとがとても楽しみです!
8月の夏休みには3令になる頃でしょうか。今から写真を撮っておいて、自由研究もできそうですね!
冬休みは、♀が羽化しているかも!1年を通して飼育記ができれば、10年後には立派なブリーダーになってるかも知れませんね笑
成長の記録とエピソード
ここまでの、お母さんからの感想です。
「ギラファの飼育を始めてから、息子が主体となって産卵セットを作ることができました。兄妹で毎日ケースを覗き込む姿は、親としてとても嬉しい光景です。
また、息子が『手が汚れる』と言って触るのを避けていた幼い頃から、自分で工夫し、頑張る姿を見ることができました。これを通じて、子どもの成長を実感しています!」
とのこと。とても嬉しく思います。
まとめと感想
クワガタの飼育を通じて、親子で楽しむ昆虫飼育の魅力を私自身再度、実感しました。お母さんの感想からもわかるように、息子が主体的に取り組む姿や、兄妹で楽しむ姿を見ることで、家族の絆も深まったとのことです。
六脚堂では、これからもたくさんの家族の大切な思い出を育てていきたいと思います!
あなたも親子で、昆虫飼育に挑戦してみませんか?
ぜひこの夏は、子供に「最高の相棒」を用意してあげてください!
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マットは月夜野きのこ園、完熟マット
ケースはクリアスライダー(ラージ
成虫飼育マットは、針葉樹マット
産卵セットに、転倒防止も兼ねて餌皿を置いて置けるといいですね。
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