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ムニスゼッチホソアカクワガタの飼育方法|ペアリングから幼虫管理まで 

KAZ.YOSHII

『ムニスゼッチホソアカクワガタ』とは

ムニスゼッチホソアカクワガタは、中国南部から台湾に生息しています、薄い黄褐色のボディに頭部が「トサカ」の様に見えると起きが特徴のホソアカクワガタで、日本名では「トサカホソアカクワガタ」とも呼ばれています。

六脚堂では学名予備のほうがかっこいいので、ムニスゼッチホソアカと表記しています笑(今では学名予備がスタンダードな気もしていますが。)

ホソアカクワガタ属としては、金属光沢がなく艶消しの落ち着いた色合いが人気のクワガタです。 

2026年初頭より、ホソアカクワガタの人気が上がっており、エラフスホソアカ、チュウホソアカ、モンギロー二ホソアカ、スペキオススホソアカなどが高騰し、キクロマトス全体が高騰しています。

ムニスゼッチホソアカクワガタ(トサカホソアカ)のサイズは、一般的に♂40~55mm程度。ホソアカクワガタの中ではやや小型の部類に入ります。

【和名】ムニスゼッチホソアカクワガタ

【学名】Cyclommatus mniszechi

♂49mm

アゴの湾曲と下向きに折れていくフォルムがかっこいい。

ちなみにこの子はホワイトアイの血統。

フォルムのかっこよさと、黄色から褐色のグラデーションも美しい。

頭の部分のトサカ感がまた造形美をあげている。

♀は22mm。

キクロマトス系の♀を初めて見る方は、「小さ〜い」と必ず言われます。こんな身体で何十個も卵を産むんですよね。

こちらもホワイトアイ。

黄褐色ののボディにホワイトアイは美しいですね。

上質なレザーを思わせるような上翅。黒の縁取りも美しさを引き立てるカラー。

ここからは、カナリクラトゥスホソアカクワガタの飼育方法を六脚堂の飼育方法や定説として言われている方法を掲載しています。

飼育する環境、地域、生体そのもののポテンシャルも大きな要素となりますので、あくまで参考としていただければ幸いです。

□□□ 成虫の育て方 □□□

寿命: 

成虫の平均寿命は、3〜6ヶ月ほど。

※ペアリングや産卵の回数によっては短くなります。

飼育の適温:

20〜23℃程度

成虫育成メモ:

外国産なので越冬はしませんので温度管理が必要です。

成熟までは後食を始めてからおよそ1ヶ月程度。短命なので羽化後の成熟も他の種に比べて早いような気がします。

爆産種と言われていますので、産卵のケースサイズや割り出しの調整はしっかりと行いましょう!

□□□ 卵の産ませ方 □□□

卵を産ませるにあたっては♂♀それぞれが成熟していて、交尾・産卵可能な状態であることが必要になります。

羽化日、後食開始日、後食開始から成熟までの個体差もありますのでこの情報を鵜呑みにしないようご注意ください!

《ペアリング方法》

クワガタ系は、人がいると警戒心が強い子が多いので同居ペアリングがおすすめです!

1)飼育ケースなどに♀が潜れない程度のマットを敷きます。

    (隠れ場所として樹皮や専用餌皿があると良いです)

2)大きすぎないケースにゼリーを一つ置きます。

  (ゼリーが♂♀の出会いの場とするためです)

3)攻撃力の高いヒラタ系、ノコギリ系は顎縛りしましょう

4)3〜7日同居させ、「メイトガード」していたらほぼペアリングが完了しています。

詳細はこちらから!

《カブトムシ・クワガタのペアリング方法》

【産卵セット】

マット産みなので材を入れる必要はありません。

しかし材を入れることで足場になり産卵が進むという方もいらっしゃいます。材を使うときは柔らかめのものを使用しましょう。

水分量はやや多めにしますが、握って染み出ない程度にとどめます。また材を入れる場合は材の加水具合によってマットの水分量を減らすなど変化を付けましょう。

※材にたっぷり加水されている場合はマットの水分は少なめにしないと、 劣化が激しくなったりマットにも影響があります。

マットの下7割程度まで手で押さえつけてカチカチに固めます。あとはふんわりとマットをひいてください。

産卵用マット:

フォーテックさんの《産卵1番》で良い結果が出ています。

(幼虫飼育をそのまま産卵一番だと、栄養が足りず大きくなりにくいですね。)

【ケース】

小〜中ケースを用意します。

《飼育ケースサイズ表》

産卵管理適温:

20〜23℃前後

転倒防止にはハスクチップがちょうど良いのですが、私はマットを再利用したいときにキッチスポンジを切って置いています。小型種の場合はマットも汚れないし重宝します。

《産卵セットのリンク》

【割り出し】

産卵セットに♀を投入してから1カ月~2ヶ月経つと、ケースの側面に幼虫が見え始めます。幼虫が見え始めましたら産卵セットを開けて、中の幼虫を取り出します。卵はとても小さいので、採卵よりもできれば幼虫での割り出しが理想です。

材を使用した場合、材の外からは幼虫は見え無いので確認ができませんが、2ヶ月立っていれば割り出しをしてみましょう。

出てきた幼虫はプリンカップなど小さい容器で管理を行います。プリンカップは200CCのサイズでOK。マットは産卵に使用したものと同じ種類の物を使用しましょう。

□□□ 幼虫の育てかた □□□

【お勧めのエサ】

クワガタ用発酵マット

【えさ交換回数】

500ccのボトル程度で途中1〜2回。♀なら300ccのカップでも充分です。

※温度やマットの劣化具合、食い進みにより変化はあります。

【設定温度】

18~25℃前後、温度の守備範囲が広いですが、30℃に近くなると☆になる幼虫が激増しますので注意です。

【孵化から羽化までにかかる時間】

4〜6ヶ月程度。大きい♂でも50mm程度なので、サイクルがとても早いです。

また、メスがより小さいため♂との羽化時期のズレが出やすいのです。

(これを羽化ズレと言います。)

《羽化ずれとは》

※管理環境(管理温度、飼育するエサ等)の違いによって個体差があります!

この記事は2024年12月の記事です。

トレンドが変わったらまた追記していく予定です。

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KAZ.YOSHII

映像・WEB・システム開発の会社「WILLPLANT」の代表取締役。

会社内で、幼虫飼育1000頭を行なっているカブクワおじさんでありつつ、ラジコンバギー(ストック)で2022年、全日本16位(JMRCA)。

カブクワバトル動画、カブトコロシアムの主宰でもある。

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