フォルスターフタマタクワガタの飼育方法|ペアリングから幼虫管理まで
『フォルスターフタマタクワガタとは』
北東インド・メガラヤ州が産地。原名亜種は大顎が直線的。
ミャンマー北部(サガインなど)に分布している亜種、キヨタミは大顎が下に大きく湾曲。写真の子は70mmですが、80mmの大型になると更に下に湾曲します。
また、インド アルナーチャル、チベットなどに分布する 亜種 ニシも同様。
個体によっては光沢と赤みが強く出るものに人気が集中しているようですね。
また、ノコギリ種同樣にとても警戒心が強く攻撃的で、動くが俊敏であることも人気の要因。クワガタバトルでもその本領が発揮されています。
なお、フォルスターフタマタは亜種違いのものなども流通してしまっているようです。
こちらのブログでは、とても詳細に説明してくれていますので、ご興味のある方はぜひ御覧ください。こちらからどうぞ。
和名:フォルスターフタマタクワガタ
学名:Hexarthrius forsteri
原名亜種でも、黒い個体と赤い個体が出るようです。
この湾曲がたまらないですね。
更に下に落ちる個体を(大型)出してみたいものです。
アゴの付け根にある突起が男心を更にくすぐりますね。
フォルスターフタマタ。最高です。
♂♀ともにボディの赤みがより美しさを引き立たせますね。
ここからはフォルスターフタマタクワガタの飼育方法を六脚堂の飼育方法や定説として言われている方法を掲載しています。
飼育する環境、地域、生体そのもののポテンシャルも大きな要素となりますので、あくまで参考としていただければ幸いです。
□□□ 成虫の育て方 □□□
寿命:
成虫の平均寿命は 6ヶ月〜1年程度
飼育温度:
22〜25℃前後
成虫育成メモ:
後食が始まってもゼリーを舐めるときだけ出てきている印象です。
あまり活発に動いている印象はありませんが、触るとしっかり威嚇してくるところが可愛いです。
寿命は長いので、焦って無精卵を産ませないようにしっかりと成熟させたいところですね。
♂が♀をいじめることは無いので同じケース内で飼育することも可能です。
しかし成熟した♂は交尾意欲が強いので、同じケース内で飼うと♂♀互いの寿命を短くしてしまいますのでおすすめしません!
□□□ 卵の産ませ方 □□□
卵を産ませるにあたっては♂♀それぞれが成熟していて、交尾・産卵可能な状態であることが必要になります。
羽化日、後食開始日、後食開始から成熟までの個体差もありますのでこの情報を鵜呑みにしないようご注意ください!
《後食・成熟》
後食は1ヶ月半程度。成熟はさらに1ヶ月程度です。
20℃前後での管理が理想ですが、温度が高いと早めに後食を開始します。
※管理温度で違いが出てきます。
《産卵セット》
基本的に材に産みます。
材は柔らかめであれば特にこだわらず産んでくれます。
材を2本入れるなら、クリアスライダー(ラージ)、コバエ抑制ケース 中サイズが良いでしょう。
《ペアリング方法》
クワガタ系は、人がいると警戒心が強い子が多いので、同居ペアリングがおすすめです!
1)飼育ケースなどに♀が潜れない程度のマットを敷きます。
(隠れ場所として樹皮や専用餌皿があると良いです)
2)大きすぎないケースにゼリーを一つ置きます。
(ゼリーが♂♀の出会いの場とするためです)
3)攻撃力の高いヒラタ系、ノコギリ系は顎縛りしましょう
4)3〜7日同居させ、「メイトガード」していたらほぼペアリングが完了しています。
詳細はこちらから!
□□□ 幼虫の育てかた □□□
【お勧めのエサ】
菌糸でもマットでもOKです。
菌糸はヒラタケ系が良いと言われています。
【えさ交換回数】
800cc〜1200cc程度のボトルで交換途中2〜3回でOK。
大型を狙うなら1400CC以上でいってみましょうか。
※マット飼育と菌糸ビン飼育で若干の変化あり。
【設定温度】
20~23℃程度が理想です。
【孵化から羽化までにかかる時間】 ♂:約12~15ヶ月
♀:約10~12ヶ月
※管理環境(管理温度、飼育するエサ等)の違いによって個体差があります!
この記事は2023年9月の記事です。
トレンドが変わったらまた追記していく予定です。
★★★★★★★★★★★★★★★★
たくさんの種類のカブクワ情報発信中です!
舶来 六脚堂(はくらい ろっきゃくどう)
X(旧Twitter) ぜひフォロー& 通知を取ってください!
★★★★★★★★★★★★★★★★