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クワガタ

ルフォノタトゥスコクワの飼育方法|ペアリングから幼虫飼育まで

KAZ.YOSHII

『ルフォノタトゥスコクワとは』

ベトナムが原名亜種。コンツムやイェンバイ、ハザンなど。タイはチェンマイ県のファンとなります。チェンマイ、チェンライなどはミャンマー国境付近でタイの北部に当たります。

いわゆるコクワガタのサイズを想像していただければサイズ感は伝わるのでは?と思いますが、内歯の形状がとても入り組んでおり、自然の造形はなんて美しいのだろうか。と思わせてくれるクワガタ。

また、おしりにある黃紋(黃紋が出るのはタイ産)もデザインとして立っており、とても所有感を満たしてくれるのですが、どこかで見たことあるな〜と思いつつ、ブリードルームを探していると見つけました!

これです!

『ビシグナートゥスコクワ』です。

アゴの形状は違いがありながら、この子もおしりに黃紋があるのです。でもそれはそう。なぜならこのルフォノタトゥスコクワは、ビシグナートゥスコクワガタの亜種に分類されていましたが、ルフォノタトゥスコクワガタとして独立種となったそうです。

ビシグナートゥスコクワのページはこちらから。

ボディカラーは、写真のように赤みの強い子から、マットなブラックになる子と兄弟でも違いが出て来るようです。

なお、累代に弱い種とのこと。飼育者は多い方では無いので、WDが入ってきたら入手しましょうね。

サイズ的には、♂25~35mm程度で、

飼育レコード41.8mm、野外ギネス38mm(BE-KUWAレコード)となります。

六脚堂でもこれから着手しますので、飼育ブログも合わせて追いかけてください。

和名:ルフォノタトゥスコクワガタ

学名:Dorcus rufonotatus 

おしりの黃紋が最高ですね。薄っすらと浮かんだ目のような。このちょっとした違いがコレクションしたくなるきっかけでもありますよね。

(ベトナムの原名亜種は黒いボディ。タイ産に黃紋が出てきます。)

アゴの内歯形状がまあかっこいいですね。これはやられます。

写真で見ると迫力ありますが、実物はコクワなので小さいです。私の様な太い指ではなかなか上手に掴めません。笑

この黃紋をとてつもなく大きくしたりできないのだろうか。

♀にも黃紋があります。♂よりも透き通る上翅で、深みのある美しさです。

目が大きくて可愛らしいですね。一定数、大きな目のカブトやクワガタがいますが、私は大きい子が好みです。

このページではルフォノタトゥスコクワガタの飼育方法を六脚堂の飼育方法や定説として言われている方法を掲載しています。

飼育する環境、地域、生体そのもののポテンシャルも大きな要素となりますので、あくまで参考としていただければ幸いです。

□□□ 成虫の飼育方法 □□□

寿命:

 成虫の平均寿命は、1〜2年程度。

※ペアリングの回数によっては短くなります。

飼育の適温:

18〜25℃程度

成虫育成メモ:

低温にも高温にも強いので飼育はしやすい種です。

♂が♀をいじめることは無いので同じケース内で飼育することも可能です。

しかし成熟した♂は交尾意欲が強いので、同じケース内で飼うと♂♀互いの寿命を短くしてしまいますのでおすすめしません!

ケースはコバエシャッタータイニーやクワBOX MS-1あたりで充分です。

飼育ケースのサイズ表はこちら

□□□ 卵の産ませ方 □□□

卵を産ませるにあたっては♂♀それぞれが成熟していて、交尾・産卵可能な状態で

あることが必要になります。

羽化日、後食開始日、後食開始から成熟までの個体差もありますのでこの情報を鵜呑みにしないようご注意ください!

ドルクス系なので、小さいのにやや待ちます。後食は4〜5ヶ月。成熟はさらに1ヶ月程度でしょうか。

※管理温度でも違いは出てきます。

《ペアリング方法》

ハンドペアリングではほぼ目視できませんので、同居ペアリングが理想です。

詳細はこちらから!

《カブトムシ・クワガタのペアリング方法》

《産卵セット》

マット産みですが、材を入れると材にも産卵します。発酵の度合いが深い微粒子が理想。

材は8割程度埋め込む用にセット。

ほぼ♀殺しは無いので、同居で大丈夫です。

産卵セットの作り方はこちらから

産卵管理適温

23〜26℃

【使用ケース】

ケースは、クリアスライダーやコバエ抑制ケース(小)(セパレートケース)などで良いでしょう。

《ケースサイズ表》

□□□ 幼虫の育て方 □□□

【お勧めのエサ】

微粒子発酵マット。ヘラクレス用のマットなど。

サイズを狙うならヒラタケ菌糸で行きましょう。

【えさ交換回数】

500菌糸カップだと1本孵しでいけます。

ボトルサイズにも寄ります。

【設定温度】

22~24℃程度が理想です。

【孵化から羽化までにかかる時間】

23℃で通年管理の場合は6〜10ヶ月程度でしょうか。

※管理環境(管理温度、飼育するエサ等)の違いによって個体差があります!

この記事は2024年10月の記事です。

トレンドが変わったらまた追記していく予定です。

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KAZ.YOSHII

映像・WEB・システム開発の会社「WILLPLANT」の代表取締役。

会社内で、幼虫飼育1000頭を行なっているカブクワおじさんでありつつ、ラジコンバギー(ストック)で2022年、全日本16位(JMRCA)。

カブクワバトル動画、カブトコロシアムの主宰でもある。

WILLPLANTのWEBはこちら コンテンツ制作:カブトコロシアム

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